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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十五話 オペレーション=プランタジネット 前編
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「当然迎え撃つ」
ヴィガジの考えはもう決まっていた。
「戦力も充分だしな」
「充分かね」
メキボスは今のヴィガジの言葉には少し懐疑的な雰囲気を見せた。
「俺はそうは思えねえけれどな」
「不安だというのか?」
「来るのはあのロンド=ベルだぜ」
彼が言うのはこのことであった。
「そうそう簡単にな。勝てる相手じゃねえぜ」
「この戦力で無理だというのか」
「今までだって負けが続いているよな」
今度はこのことを言うのであった。
「それもかなりな」
「・・・・・・確かにそれはそうだが」
「だからだ。油断は大敵だぜ」
「では何か考えがあるのか?」
「ああ、一応はな」
ここで紅茶を飲むメキボスであった。
「ミサイル砲座を増やしておく」
「それか」
「少なくともないよりはましさ」
今度は素っ気無く述べたのであった。
「用心にな。どうだ?」
「わかった」
メキボスの言葉に頷くヴィガジであった。
「ではそうしよう。まずはミサイル砲座だな」
「ああ、それだ」
「まずはあたし達が出るよ」
今度はアギーハが名乗り出て来た。隣にはシカログもいる。
「それでいいね」
「前線で食い止めるってわけか」
「駄目かい?」
「いや」
アギーハの言葉を退けないメキボスであった。
「是非頼む」
「相変わらず頭が柔らかいね」
「それが俺の長所さ」
笑って言うメキボスだった。
「それじゃあそれでな」
「ああ、行くよ」
「さてとだ」
ここでメキボスはまた言うのだった。
「ヴィガジ、俺達だが」
「うむ」
「この基地中枢の護りを固めるぞ」
「わかった。それではな」
「二人共これは用心だが」
メキボスは今度はアギーハとシカログに声をかけた。
「今度は何だい?」
「気を悪くするなよ。負けた時だ」
「随分言いにくいことをあっさりと言うね」
「だから用心さ。いいか」
「ああ」
アギーハが応えていた。
「負けた時は迷わず後ろに下がれ、いいな」
「この基地中枢までだね」
「そういうことだ。あくまで前線で迎え撃つんだな」
「そのつもりだけれどね」
「だったらだ。余計にだ」
「一度負けても次を用意しておく」
アギーハも彼の考えがわかった。
「成程ね、そういうことかい」
「わかったな。じゃあそれで行くぞ」
「ああ、了解」
「よし」
「行くよ、ダーリン」
「・・・・・・・・・」
シカログは相変わらず一言も話さない。メキボスはそんな彼を見て言う。
「喋られないな、相変わらず」
「・・・・・・・・・」
「いい加減慣れたが。なあアギーハ」
「何だい?」
「御前さん本当にシカログの考えがわかるのか?」
少し真剣な顔になってアギーハに問うた。
「そこんところはどうなんだ?」
「俺も不思議に思
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