暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十三話 招かれざる異邦人 前編
[10/18]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
顔で彼女に問うた。
「一体何を考えている。スクランブル要員でもない筈だが。それに」
「出ます」
これ以上テツヤの話を聞くつもりはなかった。もう出撃に入るのだった。
「お話は後で」
「待て!」
「いえ、行きます!」
「くっ!」
ヴァイスリッターが発進した。こうなってはもう止めることは不可能だった。
「ヴァイスリッター出ます!」
「待て、どういうことだ!」
「ヴァイスリッター発進しました!」
エイタの言葉が空しく響く。もうエクセレンは出撃していたのだった。
「おい!」
カイがモニターに出て来た。彼も当直だったのだ。
「こちらカイだ!」
「カイさん!」
「エクセレンが出たな!」
「はい!」
エイタが彼に応える。
「その通りです!今!」
「追うぞ!」
彼はすぐに判断を下した。
「すぐに皆を呼び寄せろ!そして今ここにいるメンバーと足の速い機体に追跡させてくれ!」
「わかりました!では!」12
今度はテツヤが応える。
「クロガネも出ます!」
「頼む!」
こうしてエクセレンを追って皆出た。一時の休息はこれで破られたのであった。
エクセレンが来たのはサハラ砂漠のほぼ中央だった。見渡す限りの砂漠である。
「ここね」
レーダーに反応はある。だからわかっていた。
「来てあげたわよ」
そして周りに対して言う。
「姿を現わしなさい。お客さんを待たせるのは失礼よ」
その言葉に応えてか。早速あの植物達が姿を現わしたのであった。だがエクセレンはその植物達を見てつまらなそうに言うのだった。
「あんた達じゃないのよ、御呼びなのは」
こう告げる。
「あの赤いのとお嬢ちゃんよ。早く呼んで来て」
「・・・・・・・・・」
だが返答はない。返答の代わりに前に出て来たのだった。
「そういうことね。それじゃあ」
それを見てエクセレンもまた戦闘態勢に入った。
「真打ち御登場まで暇潰しをさせてもらうわよ」
こうしてアインスト達との戦闘に入った。射撃を主体に戦い瞬く間に彼等を退けてしまった。
それが終わるとまた。アインスト達が出て来たのだった。先程より数が多い。
「また御到着、けれど真打ちはまだなのね」
「・・・・・・・・・」
「しかも相変わらず御喋りはなしなのね」
アインスト達からの言葉はない。エクセレンはそれにも突っ込みを入れる。
「わかっているけれど。普段は訳わからないこと言う時もあるのに。まあいいわ」
話しているうちにまた前に出て来たアインスト達であった。
「やる気はあるってわけね。じゃあまた付き合ってあげるわ」
こうしてまた戦闘に入る。これまた瞬く間に終わった。だがまた出て来たのだった。
「今度はグリーンサラダってねえ」
結構うんざりとした顔になっていた。
「どういうつもりよ。出て来るのなら一
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ