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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十三話 招かれざる異邦人 前編
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はっきりと言った。
「ミネバ様の為。ひいては地球の為にここにいるのだ」
「そこでミネバちゃんが出るのがハマーンさんなのよね」
エクセレンはこっそりと茶々を入れた。
「意外と子煩悩なんだから」
「変なことを言うな」
何故か少し照れ臭そうなハマーンであった。
「私はただミネバ様のお側にいることが責務だからな」
「けれどそれはザビ家の為じゃないな」
「無論だ」
またアムロに対して答えた。
「ミネバ様御自身にお仕えしている。それだけだ」
「そうか、ならいい」
「ミネバ様のお食事も作っているしな」
「ああ、そういえばそうでしたね」
タケルはこのことを知っていた。彼だけでなくロンド=ベルでは有名な話だ。
「ミネバちゃんのお料理はハマーンさんが」
「これでも料理には自信がある」
意外なハマーンの才能である。
「和食でも洋食でも中華でも何でも作ることができる」
「それはいいですね」
「ミネバ様は好き嫌いが少なくてな」
ここで少し微笑むハマーンだった。
「それが助かるな」
「そうですか」
「ついでに私の分も作っている」
かなり家庭的な話になってきていた。
「おかげでお金が浮いて助かる」
「本当にハマーンさん変わったよな」
「ああ」
ここにいる面々は今の話を聞いて言うのだった。
「最初はおっかない感じだったけれど」
「今は何か。別のものが入って来て」
「シャアだけが変われるわけではないのだ」
うっすらと笑ったハマーンであった。
「私も。変わることができるということだ」
「そうですね。確かに」
「ブロウニング中尉」
またエクセレンに声をかけてきた。
「はい?」
「貴官もそれは同じだと思うが」
「うふふ、確かに」
ここで否定しないのがエクセレンであった。
「私も自分がこれからどんなふうになるのかすっごく楽しみ」
「それでいいと思う。きっといいふうに変わる」
「確信なんですね」
「元々がいいからだ」
自分の言葉の根拠を彼女に向けていた。
「だからだ」
「じゃあ今日からかなり変わって」
「どうするんだ?」
アムロがそのエクセレンに問うた。
「何を変えるつもりなんだ?」
「お酒もう一杯」
こう来た。
「御願いします」
「全然変わってねえんじゃねえのか?」
そのエクセレンにリュウセイが突っ込みを入れた。
「相変わらず酒好きだしよ」
「お酒は妙薬よん」
やはり変わっていないようであった。
「飲めば飲む程心が奇麗になって」
「そうなのか?」
「さあ」
リュウセイはタケルに問うたが彼の返答も要領を得ないものだった。
「俺はそんなこと聞いたことはないけれど」
「そうだよな。どっからそんな言葉が出たんだか」
「私の口よん」
にこにこと笑っての言葉である。
「私が今
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