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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十三話 招かれざる異邦人 前編
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た言う。
「今日はここまでに致しますの」
「何っ!?」
「何ですって!?」
「それに今頃は」
驚く二人に対してさらに述べるのだった。
「今頃!?」
「何かあるっていうの!?」
「キョウスケ。貴方の周りの方々を」
「俺の周りを」
「ええ。守護者・・・・・・もう一つのルーツ」
そう語る。
「その力を。それ等のそんざいさえ抹消すれば貴方は」
「何が言いたい」
「さよなら。私のキョウスケ」
こう言って姿を消そうとする。
「今は」
「ちょっと、待ちなさいよ!」
だがここでエクセレンが追いすがるようにして問う。
「あんたの、いえあんたの目的は」
こう問うのだった。
「私やキョウスケとはどういう関係が」
「先程も申し上げましたの」
こう言って答えようとはしない。
「貴女にもわかる時が来ますの。目覚めさえすれば」
「またその言葉」
やはりわからないのだった。エクセレンにも誰にも。
「何が何なのよ」
「では今は」
「あっ、まだ!」
止めようとするが無駄だった。やはり姿を消す。
こうしてアルフィミィは姿を消した。同時にアインスト達も。後には呆然とするロンド=ベルの面々だけが残されることになってしまった。
「何だっていうんだよ」
「さあ」
ラウルに対してフィオナが応える。
「キョウスケさん達にもわからないのにあたし達がわかったら凄いわよ」
「それはそうだけれどよ」
「ただ。引っ掛かるわね」
フィオナはここで眉を顰めさせた。
「今までのあの娘の言葉。何だか」
「訳わかんなかったぜ」
「だからよ」
フィオナはそこにこそ引っ掛かっていたのだ。
「絶対に何かあるわ」
「訳わかんねえこと書いてある本は大抵中身はねえぜ」
「それは日本の思想家や小説家のことですね」
ラージがすかさず突っ込みを入れる。
「ですからあまり参考には」
「おっ、そうなのか」
「まああたしは哲学は知らないけれど」
ここがフィオナらしい。ラウルも同じだが。
「今回はそういうのじゃなくて。あからさまに何かありそうよ」
「裏があるってのかよ」
「そうよ。それもかなりのがね」
語る目が光っていた。
「まだそれが何なのかは全然見えていないけれど」
「訳わかんねえままってことかよ」
「ええ。果たして何を考えてるかよ」
それをまた兄に語る。
「それも全然わかっていないけれど。それでもね」
「それとだ」
今度はリーが口を開いた。
「すぐにアレクサンドリアに戻るぞ」
「えっ、もう!?」
「もうですか」
「あの娘の言葉を思い出せ」
リーはその持ち前の鋭さを遺憾なく発揮していた。
「言っていたな。今頃は、と」
「あっ、それですか」
「そうだ、それだ」
ミヒロに対して答える。
「おそらく今頃アインストが
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