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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十三話 招かれざる異邦人 前編
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「貴女が必要ですの」
アルフィミィはエクセレンに直接告げる。
「貴女が。貴女こそが」
「もう!」
だがエクセレンはここで切れた。
「訳わかんないことばかり言わないでよ!」
頭の中で言い返すのだった。
「訳のわからないこと?」
「そうよ!」
また言い返す。
「あんたと私、そしてキョウスケ」
三人に何かあるのはわかった。勘で。
「どういう関係かまだわからないけれど」
そしてさらに言う。
「あんたが倒さなければならない敵なら容赦はしないわよ!」
「キョウスケ」
だがそれでも彼女は呟くのだった。
「もうすぐ、ここへ」
「来たな」
ここでアムロが言った。
「アインストの本隊が」
「こっちもだ」
今度はカイが言った。
「ハガネだ。それに」
アインストの大軍の向こうに。彼等がいた。
「我々の本隊もな」
「遅れて済まん」
まずはダイテツが謝罪する。
「戦力を集結させていたのだ」
「いえ、大丈夫です」
その彼にカイが答える。
「本格的な戦闘はこれからですから」
「そうか、それならいいが」
「それにしてもねえ」
エクセレンは余裕のある態度にもう戻っていた。その態度でアルフィミィに対して言うのである。
「キョウスケねえ」
「はいですの」
「どうもね」
ここでくすりと笑ってみせる。そのうえでまた言う。
「キョウスケって恋のライバルにしちゃ物騒な相手ね」
「エクセレン」
そのアルフィミィはまたエクセレンの名前を呟いた。
「私はまだ貴女のことを」
「総員攻撃開始」
ダイテツが指示を出す。
「いいな、攻撃目標はアインストの部隊だ」
「了解」
「行くぜ!」
カイとリュウセイがそれぞれ応える。
「じゃあやってやるぜ。思う存分な!」
「御前だけは変わらないが」
「それが悪いのかよ」
「いや」
ライはそれを悪とはしなかったのだった。
「それでいい。御前は御前で頼むぞ」
「ああ、じゃあやってやるぜ」
「それじゃあ」
「ああ」
アヤとレビも来た。SRXチームが今揃った。
「今回は合体なしだけれど」
「それでもだ。チームで行くぞ」
「ああ。やってやらあ!」
彼の言葉が合図となった。ロンド=ベルは全軍を挙げてアインストに向かう。エクセレンはアルフィミィに。こうして本格的な戦闘となったのであった。
エクセレンのヴァイスリッターがアルフィミィを撃つ。一撃が当たったところで戦場にまた一機到着した。そのマシンこそは正真正銘の。
「エクセレン!」
「わあお、キョウスケ!」
エクセレンは彼の姿を見て声をあげる。
「ようやく真打登場ねん!」
「それはいい」
まずはいつも通りエクセレンの言葉をかわした。
「遅れて済まん。エンジントラブルだった」
「それでか」
「ああ。だが何と
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