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赤髪の刀使い
依頼
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作った物理量子学者、茅場晶彦。様々な雑誌で特集の話題を持っていったナーヴギア。
このナーヴギアを作った様々な雑誌では茅場を【天才】という。
この【天才】が起こした事件だ。
付け入る穴という穴はすべて封じているだろう。
世界中のハッカー達だって下手に突いて内部の人を殺すわけにはいけないから手を出せないし、警察だってそうだ。
【天才】茅場晶彦が起こしたこの【天災】。
このゲームの中では茅場はただ一人ゲームを操れる人間だ。
神といってもいいだろう。

だが…今はこの2人がSAOという檻に閉じ込められ狂わないように見ておかなくてはならない。
2人には意識されてないが俺だって男なんだから2人を守らなくてはいけないのだ。











「クエスト?」

俺は昨日食べたパンをクリームなしで食べる。
なんかフランスパンよりも固くて味がないっていうのがこのパンの特徴だろうか。

「あァ。
迷宮区の手前にあるクエストで、第一層にも関わらずエクストラスキルを手に入れれるクエストダ。
β時代にはなかったクエストみたいなんだけど…受けるのに条件があル」

アルゴが近寄れと手招きするから俺とリズはアルゴに顔を近づける。

「そのエクストラスキルを受ける条件は…鏡を渡される前のアバターの性別と今の性別が逆という人というのが条件ダ」

「てーっと…元ネカマ達が受けれるクエストってことで?」

「あァ。だからオレっちもどんなエクストラスキルが手に入るかわからなイ」

「ほらっ!ユウの出番だよ!出番!」

リズは俺の背中をバンバンと叩いてくる。

「ユウなら戦闘力的にも第一層では死ぬことはないダろうからちょっとやってみて欲しイ。
オレっちからも報酬は出ス」

アルゴが言ってくる。

「クエストを受けるのはいい。
アルゴからの報酬はいらない」

友達から報酬を取るのは俺の主義じゃない。

「そうカ。やってくれるカ」

アルゴがうれしそうな顔になる。

「んーアルゴはその口調似合わないよ」

リズがアルゴに言うが。

「今は外だからナ」

どうやら宿の中では普通に戻すらしい。

「じゃぁそのクエスト受けにいきますか」

俺は座っていたベンチから立ち上がり、スカートの裾をはらう。
ゲーム内だとホコリやゴミはつかないのだが…癖だろうな。

「あーユウってそういや服変えてなかったナ」

アルゴが今更のように言ってくる。

「そういうアルゴは変わってるのかよ」

見た感じフードをかぶったままで変わってない気がするんだが。

「中は変わってるよーだ」

ニシシと笑いながら俺達の先頭をアルゴは歩き出した。

「やっぱ私も着替えかったほうが
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