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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十二話 修羅の決意
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「俺が戦う理由・・・・・・」
「若しかするとそれが答えなのかも知れない」
コウタを見据えつつ言うのだった。
「貴様のそのコンパチブルカイザーとロアに。それがあるのかも知れない」
「何言ってやがるんだ?」
コウタは彼の言っている意味がわかりかねた。
「戦う理由なんてな」
「待って、お兄ちゃん」
『コウタ』
『戦局を見て』
だがここでショウコだけでなくロア、エミィが彼に声をかけてきた。
「むっ!?」
「敵が民間人の居住区に迫っているわ」
『このままだと民間人に犠牲が出る』
『それだけは断じて』
「ああ、わかった」
彼も三人の言葉を受けてすぐに動いた。まずは民間人の居住区の所まで向かいそこに陣取った。そうして敵を待ち受けるのだった。
「さあ来やがれ!」
「来なさい!」
コウタだけでなくショウコも叫ぶ。
「ここから先は行かせねえからな!」
「例え何があっても!」
「やれ!」
だがその彼等に対してもマグナスの指示が飛び修羅達が迫る。
「絨毯攻撃だ!広範囲攻撃を浴びせろ!」
つまりこれは民間人の居住区まで狙った攻撃だった。修羅にとってみればこうした攻撃もごく普通の攻撃であった。それが修羅なのだ。
「お兄ちゃん!」
「やらせるか!」
ショウコの言葉が出るまでもなかった。
「ここで防いでやる!何があってもな!」
「ええ、ここは!」
「受ける!」
何とコンパチブルカイザーを前面に出して攻撃を受けたのだった。居住区に迫るその攻撃を。
「何があってもな!」
「ああっ!」
コンパチブルカイザーを衝撃が襲う。ショウコも思わず声をあげる。だがそれでもだった。彼等はただ修羅達の攻撃を受け続けるのだった。
「よけないのか?」
その彼等に対してフォルカが問うた。
「御前達は。よけないのか」
「よけるかよ!」
すぐにコウタは言い返してきた。
「ここでよけたらなあ!」
「武器を持たない人達にまで!」
ショウコも言う。
「だからよけてたまるか!」
「ここで防ぐわ!何があっても!」
「そうか、それなのか」
フォルカはコウタだけでなくショウコの言葉も受けたうえで言った。
「それが御前の戦い理由か」
「さっきから言ってるだろ!」
「そうでなくてどうして戦うのよ!」
「わかった」
何故か彼はここで頷いた。
「それが御前の戦う理由なのだな」
「!?何が言いたいんだよ」
「何が何だか」
「ならば俺もまた」
「俺も!?」
「戦う」
彼は言った。
「俺は戦う。何があってもな」
「戦う・・・・・・何の為にだ」
「御前と同じだ」
これが今のフォルカの言葉だった。
「俺の戦う理由は見つかった。それならば」
「!?フォルカ、貴様一体」
「マグナス!」
自分を見たマグナスに対して言った言
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