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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十一話 三人の子供
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わないルリだった。
「忘れて下さい。それよりは」
「戦いか」
「もう皆格納庫に向かっておられます」
既にそうなのだった。戦いがはじまろうとしていたのだ。
「ですからもう」
「わかった。それじゃあ」
「私もナデシコの艦橋にあがります」
参謀である彼女がいなくてはやはりはじまらないのだった。
「ですから戦いに」
「ああ」
二人は話を終えて戦場に向かうのだった。出撃するともうそこには。やはり修羅とデュミナスの軍勢が既に戦場に展開しているのであった。
「数は。ええと」
「今回は多いわね」
レトラーデに対してミスティが答えた。
「一五〇〇ってところかしら」
「それはまたかなりですね」
「援軍もやっぱり出て来るでしょうね」
「そうですね。それもやっぱり」
「既に後方に千来ているわ」
クローディアがここで二人に告げる。
「つまり合計二千五百ね」
「そうか。ここで一度決着をつけるつもりか?」
フォッカーは敵の数を聞いてまずはこう考えた。
「数で押して」
「へっ、数でどうなるわけじゃねえぜ」
ここで言ったのはディアッカだった。
「俺達がよ。数でどうにかなると思うかよ」
「いや、待て」
しかしアスランがそのディアッカに言ってきた。
「おかしいのは数だけじゃないようだ」
「数だけじゃない?」
「敵を見るんだ」
アスランはディアッカだけでなく全員に告げるのだった。
「修羅もデュミナスも主立ったメンバーがいないようだ」
「!?そういえば」
ニコルもそれを聞いて気付いた。
「あの三人の子供達がいないですね」
「やはりおかしいな」
イザークも言う。
「デュミナスといえばあいつ等だが。それがいないとなると」
「修羅もだ」
レイも気付いた。
「数だけだ。あのフォルカという奴もいないな」
「伏兵・・・・・・でしょうか」
フィリスはそう予想を立ててきた。
「レーダーに映らないようにして潜んでいる?」
「若しそうだとすると何処に」
エルフィもまたそれについて考えだした。
「いるの?彼等は」
「総員警戒!」
すぐにタリアが指示を出す。
「敵は何時何処から出て来るかわからないわ。だから」
「けれど艦長」
アーサーがここでタリアに言う。
「敵はもうとんでもない数が前から」
「それと一緒によ」
タリアの言葉は続く。
「敵はいつも前から来るとは限らないわね」
「はい、それはもう」
「だからよ。前から出て来るから」
タリアはまた言う。
「周囲に警戒を払いつつ前の敵にあたって。いいわね」
「了解!」
「前方の敵、動きだしました!」
メイリンがここで報告する。
「援軍の到着が二分後!全て前からです!」
「よし!」
それを聞いてジャックが叫んだ。
「相手にとっては不足はない!」

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