暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十話 未来への飛翔
[7/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
さ、俺もな」
「そうなの」
「それよりだ。あの連中を絶対にバグダットには入れねえぞ」
「ええ」
これには素直に頷くショウコだった。
「何があってもね」
「街の人達は何があっても守る」
コウタの強い決意だった。
「わかったな」
「わかってるわ。じゃあ」
「来たな、修羅!」
「へえ、熱いのがいるな」
アリオンはそのコウタを前にして楽しげに笑ってみせた。
「普段のフォルカとはまた違った熱さだな」
「あいつを知ってるのか」
「知らない筈がないだろう?」
楽しげに笑いつつコウタに述べる。
「俺達は同じ修羅なんだからな」
「同じ修羅」
「そうさ、戦いに生き戦いに死ぬ修羅」
アリオンは言う。
「その修羅だからこそ知ってるってわけさ」
「しかし御前は」
コウタはここでアリオンの気配を察した。既に拳を交え攻撃を繰り出し合っている。
「あいつとはまた違う。御前の気配は」
「風だ」
アリオンは言う。
「俺は風なのさ。覚えておきなよ」
「風!?」
「そう、風さ」
楽しげに笑いつつ述べてきた。
「俺は風なのさ。このアガレスもな」
「アガレス!?」
「待て、確かその名前は」
すぐ側で戦っていたレーツェルがその名前に反応してきた。
「確か。魔神の名前だったな」
「魔神!?」
「そうだ。ソロモン王が封じた七十二柱の魔神」
ショウコの言葉に応える形で述べるレーツェルだった。
「アンドラスもそうだったな」
「へえ、そうだったのか」
アリオンはそのことは知らない感じだった。
「あんた達の世界では魔神になるんだな、こっちの戦いの神様達は」
「戦いの神様!?」
「それに私達の世界って」
コウタとショウコはそれぞれ今のアリオンの言葉であることに気付いた。
「どうやら本当に御前達は」
「この世界には元々いないのね」
「そうさ。俺達は修羅の世界から来た」
そしてアリオンもそのことを隠そうとはしなかった。
「崩壊していく世界からこの世界に来たんだよ」
「どうしてだ」
コウタは次にこうアリオンに問うのだった。その時フェルナンドはゼンガーと対峙していた。
「何故俺達の世界に来たんだ、どうしてだ」
「こっちの世界もまた戦いに満ちているからさ」
「俺達の世界もだと!?」
「いえ、その通りよ」
コウタは否定しかけたがショウコがそれを肯定してきた。
「私達の世界はやっぱり」
「くっ、そうか」
「戦いに満ちているのは確かよ」
「その通りなんだよな、これが」
アリオンもまたそこを言ってきた。
「この世界も俺達の世界と同じく戦いに満ちているからな。だから来たんだよ」
「ということはだ」
レーツェルはそこまで聞いたうえで述べた。
「御前達はこの世界に完全に入るつもりさ」
「御名答」
アリオンは
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ