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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十話 未来への飛翔
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これでマクロスが二隻だ」
カイはこのことを強調する。
「強い戦力になるぜ、かなりな」
「そうだな。おかげでダイターンの輸送も楽になった」
「まずはそれかよ」
「あれがな。大きいからな」
ハヤトは言う。
「ザンボットはまだ分離できるからいいんだけれどな」
「まあそうだな。かさばるんだよな」
「何か荷物みたいな言い方ね」
今のカイの言葉にセイラが突っ込みを入れる。
「あまり関心はしないわ」
「そりゃどうも」
「けれど。輸送が楽になったのは事実ね」
これはセイラも認めていた。
「戦力として以外にもね」
「全くだぜ。戦艦が一隻増えるってのはそれだけで有り難いな」
スレッガーも言う。
「だから正直マクロス7の参加は有り難いな」
「そうですね。それは確かに」
ハヤトは今度はスレッガーの言葉に頷いた。
「いざって時はやっぱり戦艦ですから」
「ああ。それにしても」
「それにしても?」
リュウの言葉に顔を向ける。
「修羅の目的がわからないのがな」
「それですか」
「ああ。気にならないか?」
リュウはこのことをハヤト達に対して問う。
「何を考えているのか」
「そうですね。それも」
セイラがそれに応えて頷く。
「気になります。けれど」
「わからねえんだよな、まだ何も」
カイの言う通りであった。
「あの連中の闘争心だけがわかってな」
「そうだな。それに」
「それに?」
リュウの言葉に問う。
「あのデュミナスっていう三人の子供達もいるしな」
「とりあえずシャドウミラーとは関係ないみたいですね」
「ああ、それはな」
これはわかってはいた。何もかもが違うからだ。
「シュウ=シラカワ博士なら御存知でしょうか」
セイラはこう考えてきた。
「ひょっとしたら」
「あの博士かよ」
カイはシュウの名前を聞いて声をあげた。
「あの博士もな。何時出て来るかわからねえからな」
「そうだよな。何を考えているのかもわかりゃしねえ」
スレッガーはそれについても言う。
「よくわからねえ御仁だぜ」
「また出て来ますかね」
「さてな」
リュウはハヤトの言葉に首を捻るばかりだ。
「神出鬼没だからな。本当に」
「そうなんですよね。だから余計に」
「出て来る時になったら出て来るだろ」
カイはこう言うのだった。
「あの博士の性格からしてな」
「そうね」
セイラも同じ様な考えになっていた。
「いつもそうだしね」
「そういうことだな。さて」
またスレッガーが言う。
「そろそろだぜ」
「バグダットですか」
「ああ、準備はいいな」
「はい」
「何時でも」
皆スレッガーに対して答える。確かにもう準備はできていた。
「それなら出るか」
「ええ」
こうしてロンド=ベルはバグダットに到着するとすぐ
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