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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十話 未来への飛翔
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。さて」
ここでタリアは話を変えてきた。
「明日出発ね」
「明日ですか」
「そう、明日よ」
話は戦いのことに移っていた。
「明日出撃してバグダットに入るわ。いいわね」
「わかりました」
「バグダットかあ」
メイリンはバグダットと聞いて何か思うところがあるように街の名前を呟いた。
「どんな街なのかしら、一体」
「奇麗な街だって聞くけれどね」
タリアはメイリンに対して述べる。
「今まで見たことはなかったわね」
「そうですよね。そういえばあの辺りでの戦闘はなかったですよね」
「あっ、そういえば」
アーサーも気付く。
「メソポタミアでの戦いはあまり」
「アメリカや中国ではかなり多かったけれどね」
「そうそう」
タリアの言葉に対して頷いてみせる。
「特に日本がね」
「日本。そうね」
タリアは言う。
「本当に日本での戦いが続くわよね」
「そうでしたね、本当に」
「おかげで皆日本に詳しくなりましたよね」
「日本人も多いしね」
「はい」
メイリンがタリアの言葉に頷く。
「シンだって日系ですし」
「そうね。あの子もそうだったわよね」
「他にも日本人っていえば」
「ロンド=ベルのかなりの割合で」
多いのがロンド=ベルであった。
「いますよね」
「そうなのよね。半分位かしら」
「あとアメリカ系と中国系とドイツ系ね」
「ですね。多いのは」
「僕はイギリス系ですけれど」
アーサーはそうなのだった。
「少ないみたいで。ライト君がいてくれていますけれど」
「特に少ないのがアラブ系ですよね」
「そうなんだよね、実は」
アーサーはメイリンの言葉に頷く。
「アハマドさんがいるけれど」
「このエジプトにしろあれよ」
タリアがまた言う。
「アラブになるのよ」
「あっ、そうですね」
「そういえば」
今回やたらと気付くことが多いようである。
「ここもそうでした」
「今のエジプトも」
「不思議とアラブ系での戦いが少なかったわね」
タリアはあらためてこのことに言及した。
「けれど今はね」
「はい」
「今度はバグダットです」
「とりあえず今は英気を養って」
話を戦いに戻してきていた。
「明日ね。いいわね」
「わかりました」
「それでは今日は」
「総員艦内で待機」
タリアは指示を伝えた。
「一応何時でも出られるようにしておいて」
「了解です」
こうして明日の出撃に備えられるのであった。そして次の日。ロンド=ベルはアレクサンドリアからバグダットに向かうのであった。マクロス7もそこにいる。
「何ていうかな」
「どうしたんだ、カイ」
ハヤトはそのマクロス7を見て声をあげるカイに対して尋ねた。
「いやよ、でけえなあって思ってよ」
「そうだな。マクロスより大きいからな」

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