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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十話 未来への飛翔
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いえば」
ここでやっとアーサーも気付いたようである。
「我々だって今自分達が安泰ならあんなことはしませんね」
「複数の世界が危機に瀕している」
タリアはまた言う。
「おかしいと思わないかしら」
「ですね。それは」
「幾ら何でも有り得ないですよ」
「しかもよ」
また二人に述べる。
「こんなことが幾つも起こるなんて」
「偶然にしてはあまりにも」
「多いですよね」
「何か。おかしなことだらけね」
タリアの顔がさらに曇る。
「神様が何かしているんじゃないかって思う位にね」
「神様っていえばそういえば」
「ああ、そうそう」
アーサーはメイリンの言葉であることに気付いた。
「ガンエデンだよね、あれは」
「あれはなくなったけれど」
これはもう皆わかっていた。
「けれどそれでもね」
「そうですよね」
タリアの言葉にメイリンが頷く。
「引っ掛かるっていうか」
「あのガンエデンは女だった」
「女!?」
「気付かなかったの?」
アーサーに対して問う。
「ひょっとして今まで」
「気付いていなかったっていうか」
アーサーは戸惑いながらタリアに答える。
「あれはちょっと」
「神様に性別がないってこと?」
メイリンは首を傾げつつ言う。
「それだから?」
「うん、そうなんだけれど」
「いえ、けれどあれは違うわ」
しかしタリアはこう見ていたのだった。
「多分だけれどね」
「神様に性別があります?」
「キリスト教の神様以外はそうじゃない」
「あっ、そういえば」
こう言われてやっと気付くアーサーだった。
「そうでした」
「アーサーさん・・・・・・」
メイリンも今のアーサーの言葉には呆れてしまった。
「ボケ過ぎでしょ、それって」
「そうかな、やっぱり」
「そもそも貴方って宗教何なの?」
「浄土真宗です」
意外なことに仏教徒であった。
「仏様に性別ってあまり関係ないですから」
「まあそれはそうだけれどね」
「それでも今のは」
今度はタリアとメイリンが同時に言う。
「どうしたものかしら」
「ちょっと深刻なボケですよ」
「何か僕が凄い馬鹿みたいだけれど」
「普通に甲児さん超えてました」
「そうね。勝平君も」
「あの二人よりって」
流石にこう言われてはアーサーも落ち込む。
「何か凄いショックなんですが」
「ショックならもっとしっかりして下さい」
「そうよ、ミネルバの副長でしょ」
「ええ、まあ」
一応そういうことになっている。
「その通りですけれど」
「最近あれですよ」
またメイリンが言ってきた。
「ミネルバはタリアさんだけでやってるって言われていますよ」
「メイリンが副長じゃないかって言う子もいるわ」
「そ、そこまで言われるなんて」
「言われるのも仕方ないっ
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