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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十九話 震える大地
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「御前達も仕掛けろ!」
劾はシャニに対して応えた。
「一機一機の攻撃ではあれは撃墜できん。ならば」
「三機一遍にかかって殺す」
シャニは呟いた。
「その通りだ。わかったら行け!」
「よし!必殺!」
クロトはレイダーを一旦変形させてからアンドラスに突っ込んだ。
「シャニ!オルガ!後ろ頼むよ!」
シャニはそれに合わせてフレスベルグを放つ。曲がった禍々しいビームがアンドラスを襲う。またオルガの総攻撃もさらに激しくなっていた。そしてクロトは接近しミョッルニルの後でアフラマツダを放つ。それを受けてさしものアンドラスも大きく揺れ動いたのであった。
「うおっ!?」
「やったか!」
「何のっ!」
だがマグナスはまだ健在だった。何と彼は大破したアンドラスをまだコントロールしてみせていたのである。驚くべき生命力だった。
「俺はまだ倒れてはいない!」
「ちいっ!早くくたばれよ!」
「御前!消滅しろ!」
「くたばれ」
攻撃を終えた三人はまだ健在であるマグナスを見て思わず言うのだった。
「そう簡単にやられてたまるか。だが」
しかしここでマグナスは言うのだった。
「俺はここで去ろう」
「逃げるのかよ!」
「待てよ!抹殺してやる!」
「逃がすか」
「この勝負預けておくだけだ!」
また三人に対して叫ぶ。
「また会おう!修羅の名にかけてな!」
この言葉を最後として戦場を去るのだった。アレクサンドリアでの戦いはこれで終わった。だが謎が残されていたのであった。その謎とは。
「フォルカ=アルバーク」
コウタはその名を呟いていた。
「あいつ、何があったんだ」
「悩んでいるのは確かね」
兄にショウコが応えてきた。
「その悩みが何かまではわからないけれど」
「わからねえか」
「心読むなんてできないから」
ショウコにはそうした力はないのであった。あくまで普通の人間なのだ。
「だからそこまでは」
「そうだよな。しかし」
コウタはその言葉を受けたうえでまた言う。
「あいつ、今までのあの激しい闘気が消えていた」
「ええ」
これは確かだった。
「異変って言っていいな、間違いなく」
「その異変がこれからどうなるかだ」
「ギリアムさん」
ギリアムがここで出て来た。
「残念だが俺にもあいつのこれからはわからない」
「ギリアムさんにも」
未来をある程度透視できる彼でもわからないというのだ。
「ああ、全くだ」
「そうなんですか」
「だが。一つわかることがある」
「一つ!?」
「そうだ。あの男、そして修羅」
ギリアムは言う。
「今後の人類の未来に大きく関わってくるな」
「あいつ、そこまで大変な奴なのか」
「それはコウタ、御前もだ」
「俺も?」
こう言われてギリアムに顔を向けるのだった。
「そうだ。御前も
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