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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十九話 震える大地
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いたけれどな」
「ああ、それなら簡単です」
アズラエルは軽やかに答えてみせた。
「実はですね」
「ああ」
「ティターンズの軍人を何人か殺しているのですよ。彼等」
「ティターンズの?」
「ええ、それで死刑判決となったんですよ」
何とそんな理由からであった。
「軍事裁判にかけられて死刑となって」
「それをあんたが引き取ったってわけか」
「はい、そういうことです」
こう凱に答えるのだった。
「かなり暴れたそうで。まあその場で射殺されなかったのが幸運でした」
「それは幸運か?」
ルネがそれに言葉を入れてきた。
「兵器扱いにまでなって」
「兵器扱いでも何でも命があればいいじゃないですか」
また随分と割る切ったアズラエルの言葉であった。
「違いますか?」
「いや、その通りだ」
凱はそれは否定しなかった。
「生きていれば何かが変わる時が来るからな」
「それで彼等は今ああなっているわけです」
「わからないものですね」
ボルフォッグはここまで聞いたうえで述べた。
「オルガ隊員達にその様な過去があったとは」
「まさかティターンズに流れるとは思いませんでしたが」
かつての戦いの時の話だ。
「いや、あの時は手強かった」
「そうだね。今思い出してもぞっとするよ」
ルネもその時のことを思い出した。
「あの三人、戦闘力はかなりのものだからね」
「ああ。しかし」
凱はその三人を見ていた。
「あの三人の攻撃を受けてもあのアンドラス」
「しぶといですねえ」
アズラエルの言葉はいささか他人事のようであった。
「あれだけの攻撃を受けてもまだ撃墜されませんか」
見れば三人はアンドラスに集中攻撃を浴びせている。しかしそれでもアンドラスは墜ちず宙に浮かんだままなのだ。かなりのものであった。
「くっ、こいつ!」
クロトがたまりかねたように声をあげる。
「ミョッルニルをこんなに受けてもまだ抹殺できないのか!?」
「俺だってかなり撃ち込んでるぜ」
オルガは後方からの集中攻撃に専念していた。
「それでもまだかよ」
「こいつ・・・・・・むかつく」
シャニもシャニで派手な攻撃を浴びせていた。
「死ね」
「こざかしい!」
だがそんな三人に対してマグナスは高笑いで応えるのだった。
「この程度で俺が沈むか!」
「何だと!」
クロトが今のマグナスの言葉に激昂する。
「貴様!もう一回言ってみろ!」
「何度でも言う!俺は不滅だ!」
こう言ってみせるのだった。
「不滅の俺を!倒せる者はいない!」
「じゃあ俺がやってやらあ!」
オルガはここで総攻撃を浴びせてきた。
「カラミティのパワー、舐めるなよ!」
「クロト、シャニ!」
劾はオルガのその総攻撃を見てクロトとシャニに声をかけてきた。
「何だ、おっさん」

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