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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十九話 震える大地
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のだった。
「何か今までと全然違うし」
「そうね。確かに」
マーベルもチャムの今の言葉を認めた。
「気配もね。普段とはその勢いが違うし」
「そうだな。そういえば」
ここでショウもフォルカの気配を完全に察し取ったのだった。
「あの激しい、焔の様な気配が消えている」
「かわりに迷いだよ」
チャムはまた迷いという言葉を出してみせた。
「やっぱり全然違うよ」
「あの男に何かがあった」
ショウはこう察してきた。
「精神的に。まさか」
「けれどコウタは気付いていないわ」
マーベルは今はコウタのコンパチブルカイザーを見ていた。そのうえでの言葉だった。
「そのことに」
「見えていないのよ」
チャムはコウタをこう評した。
「そういうことが全然」
「あいつは見えているものが狭いんだな」
「最初のショウみたいね」
「おい、俺なのか」
今のマーベルの言葉には苦笑いになる。
「最初のショウだって凄かったじゃない」
「そうそう」
「チャムまで言うのか」
「おまけにすっごいへそ曲がりだったし」
チャムはショウをこうまで言ってみせる。悪意はないが。
「あんまり酷いんで駄目だって思ったわ」
「駄目か」
「けれど今は全然違うじゃない」
「そうね」
マーベルも今のチャムの言葉に頷く。
「コウタだってきっと」
「だといいが。けれど」
「けれど?」
「あいつはフォルカの他にも視野が狭くなる原因があるな」
ショウはそこを見抜いていた。
「狭くなる原因!?」
「そうだ」
マーベルに対しても述べる。
「熱くなり易い。何事にも」
「何事にもなのね」
「肉親に対してもな」
ショウが指摘するのはそこだった。
「かなり熱くなる。だから」
「それが危険なのね」
「あいつは下手をすると俺よりも酷い暴走を見せるかもな」
「暴走?」
「ああ、そうだ」
今度はチャムに対して答えた言葉だ。
「その暴走に取り込まれないことを祈る」
「そうなの」
彼等は戦いながらコウタを見ていた。コウタはただ一直線にフォルカに向かい。その拳を繰り出すのだった。
「喰らえっ!」
「来たか」
フォルカは静かにコウタの拳を見ていた。
「拳か。御前の」
「来い、フォルカ!」
拳を繰り出したまま叫ぶ。
「俺の拳、受けてみろ!」
「いいだろう」
「何っ!?」
今のコウタの言葉にも普段の熱さはなかった。
「御前の拳、見せてもらう」
「!?お兄ちゃん」
ここでショウコは気付いた。
「おかしいわ、何か」
「何っ、どういうことだ」
「これまでのこの人と全然違うわ」
「そういえば」
ここでコウタも気付いたのだった。今まさに撃とうとしていた拳の動きを止めた。
「どういうつもりだ、フォルカ」
「俺は見たいものがある」
「見
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