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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十八話 放たれた凶獣
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                  第六十八話 放たれた凶獣

カイロで英気を養うロンド=ベル。バルトフェルドがやけにはしゃいでいる。
「やっぱり砂漠はいいねえ」
「いいか?」
「さあ」
これに忍も沙羅も懐疑的な顔で応えるだけだった。
「暑いしよ」
「砂埃もあるし」
「そこがいいんじゃないか。砂漠はこうでないと」
「バルトフェルドさんの趣味って変わってるね」
「そうとしか言えないな」
雅人と亮もそうとしか思えなかったのだった。
「砂漠が好きってこと自体が」
「おかしな趣味だ」
「趣味は人それぞれ。ケバブにヨーグルトをかけるのが邪道だっていうのと同じでね」
「確かに。それは間違っている」
アランはそれに同意した。
「ケバブといえばそのまま胡椒をかけてシンプルにだ」
「・・・・・・それも違うんだけれどね。とにかく」
彼の上機嫌が続く。
「久し振りの砂漠だ。楽しくやろうよ」
「楽しく。そうだよな」
光は純粋に彼の言葉に賛成していた。
「折角歴史の街に来ているんだしな」
「光は何処でもそうなのね」
海の声は呆れていたがそれでも微笑んでもいた。
「らしいっていえばらしいけれど」
「そうですわね。ピラミッドだって」
風はもうそれを見ていた。
「奇麗にありますよ」
「あそこの墓から何か取ったらミイラ男が出て来るんだっけ」
アムは何故かこう言い出してきた。
「この前やったゲームではそうだったけれど」
「随分面白そうなゲームやってんだな」
キャオは今のアムの言葉に突っ込みを入れた。
「確かドラゴンがどうとかってゲームだったよな」
「そうよ。やってみたら面白いのよこれが」
「酒を飲みながらな」
レッシィも話に加わる。
「やってると最高にいいな」
「結局酒なのだな」
ギャブレーはこのことに少し呆れてもいた。
「まあ私も同じだが」
「同じか、結局は」
ダバがこのことに連鎖そのもので呆れている。
「皆酒からは離れられないか」
「そういうダバだって最近かなり飲んでない?」
そのダバにリリスが突っ込みを入れる。
「美味しいから?」
「皆と飲むと確かに美味しいな」
ダバもそれは認める。
「それもかなり」
「そうなの、やっぱり」
「ピラミッドねえ」
バルトフェルドはここでそのピラミッドに顔を向けた。
「流石にそんなのはないと思うよ、今はね」
「今は、か」
それを聞いて何か嫌なものを感じる一同だった。
「じゃあやっぱり過去は何かがあったんだ」
「行方不明になった者数知れず」
ミレーヌの言葉に何故か楽しそうに言うのだった。
「墓泥棒の墓場でもあるんだよな、これが」
「やっぱりとんでもないところなのね」
「そうだな」
それにアムとレッシィが呟く。
「入らない方がいいわ
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