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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十八話 放たれた凶獣
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ルドとムウはそれぞれの口で述べた。
「もうそれどころの状況じゃあねえな」
「今幾つ謎あったっけ」
「百から先は覚えてねえぞ」
ミリーナに対してゴルディマーグが述べる。
「もっとも謎なんて俺にはどうでもいいがな」
「俺もだ!」
バサラもそれは同じだった。
「謎がどうとかうじうじ考えるのが駄目なんだよ!何でも突破しやがれ!」
「突破してどうするのよ」
「謎なんてな!無理矢理こじ開けるものなんだよ!」
彼らしい破天荒な言葉であった。
「俺は歌で!それをやってやるぜ!」
「全く。相変わらず滅茶苦茶言ってるじゃない」
「そうね。けれど」
だが未沙はここで。珍しくそんなバサラを擁護するのだった。
「バサラ君のこの勢いが時として謎も何もかも解決してくれるから」
「勢いも大事なんですね」
「ええ。特に今みたいな状況はね」
前の未沙からは考えられないような言葉であった。
「彼みたいに正面突破も有り得るわ」
「そういえばバサラさんって」
トウマが言う。
「かなり考えてるよな」
「そう!?」
ミレーヌは今の彼の言葉には懐疑そのものの目で応えた。
「とてもそうは思えないけれど」
「いや、考えてるよ」
しかし彼はまた言う。
「バサラさんの考えでね」
「そうかしら」
「わかりにくいけれどね。ちゃんとね」
「全然そうは思えないんだけれど」
ミレーヌにとってはどうしてもであった。
「そんなの」
「私はトウマ君と同じね」
未沙の言葉はやや懐疑的だが真実を語っていた。
「バサラ君はバサラ君でね。ちゃんと考えていると思うわ」
「だといいんですけれど」
「ただ。それがどうなるかはまだわからないわ」
「ですね」
これだけは納得できるミレーヌであった。
「あいつ言っても聞かないですし」
「言って聞くのならバサラじゃない」
これはレイも言うところだった。
「だからそれはそれでいいんだ」
「無茶苦茶なんだから。全く」
「いや、ミレーヌも結構」
「ねえ」
アラドとゼオラはミレーヌを見て話をしていた。
「人の話を聞かないところが」
「っていうか頑固だし」
「頑固?私が」
「って自覚ないの」
アイビスもこれには呆れる。
「参ったな、これは」
「ある意味ミレーヌらしいが」
スレイの言葉はいささか彼女を認めているものではあった。
「それでもな。どうにもこうにも」
「まあミレーヌも音楽はかなり凄いしな」
「何だかんだでファイアーボンバーの二枚看板よね」
アラドとゼオラはミレーヌの才能はちゃんと認めてはいた。
「それがどうなるかは未知数か」
「パイロットとしては超一流なんだけれど」
「血だな、それは」
イサムはミレーヌのパイロットとしての才能の秘密をそこに見ていた。
「マックスとミリアの姪
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