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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十八話 放たれた凶獣
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のだった。
「そう思わない?お兄ちゃん」
「言われてみればな」
言われて見てみればその通りだった。やはり敵の動きは何処かマリオネットめいている。それを感じつつ攻撃を仕掛けるがやはりそうであった。
「今の動き、見たな」
ラリアーの動きを見るように声をかけていた。
「今の。間違いないか?」
「間違いないわ。やっぱり」
ショウコは兄の言葉に対して答えた。
「この動きは」
「そうか、じゃあこの連中は」
「人形ね」
今度は断言だった。
「この動きは」
「人形か。こいつ等」
「僕達の動きを見ているようだね」
ラリアーの方から二人に対して声をかけてきた。
「何を見るんだ、そこから」
「別にな。ただな」
コウタの目が光る。
「御前等、何者だ!?」
「何者か」
「そうだ、名前でも言え」
「名前位ならいいわよ」
ラウルと戦っているティスが応えてきた。
「好きなだけ言ってあげるわ」
「また随分と生意気な言い方だな」
「五月蝿いわね、言ってやるって言ってるのよ」
ティスの口調は変わらない。変えるつもりがないのがわかる。
「それでいいのなら聞く?どうなの?」
「じゃあ何なんだよ」
それもいいからとティスに応えるコウタだった。
「早く言え。御前等の名前は何ていうんだよ」
「デュミナスよ」
「デュミナス!?」
「そう、私はティス」
自分達も名乗ってきた。
「デスピニスです」
「僕はラリアー」
「ティス、デスピニス、ラリアー」
ラウルはこの名を心の中でも口でも反芻した。
「それが御前等の名前なんだな」
「まあ名前位はね、言っておかないとね」
「宜しければ覚えておいて下さい」
「構わない。この程度は」
「それにしてもこの連中」
「ええ、何か」
ショウコはコウタの言葉に対して応えて言った。
「何もかもが決まったみたいに話すな」
「まるでお人形みたいに」
「お人形!?」
ティスは今の二人の会話に眉を顰めさせてきた。そうして言うのだった。
「それは聞き捨てならないけれど」
「しかしよ、実際に」
「ええ」
それでも二人は言う。
「御前等、一体何者だ!?」
「ただの人!?」
「へっ!?何言ってるのよ」
この言葉に対する返答はこうだった。
「あたし達は人よ。それ以外の何者でもないわ」
「そう。デュミナス様の為に動く」
「人なんだ。それ以外の何者でもない」
「いや、あれは」
だがゼンガーは彼等を見て。あることに気付いたのだった。
「人ではない」
「そうだな」
そしてそれにレーツェルが頷くのだった。
「イミテーションだ」
「うむ。人ではあるがな」
「何言ってるかわからないんだけれど」
「私達は本当に人間です」
「僕達が言っているから間違いない」
しかし彼等はこう主
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