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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十八話 放たれた凶獣
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からどうもね」
「それが嫌なのか」
「ええ、嫌よ」
今度ははっきり述べたのだった。
「何でバルトフェルドさんあんなにはしゃいでいるのかしら」
「それ、私もわからないです」
「俺も」
ゼオラもアラドもそれはわからないのだった。
「砂漠で戦うのって海中で戦うのと同じで」
「凄い動きにくいから」
「それがあの人にとっては違うのだろうな」
だがキョウスケは三人に対して話した。
「合っているんだ」
「合っているねえ」
「そうだ。合っている合っていないは重要だ」
キョウスケはそこを指摘したのだった。
「戦場についてもな」
「そういえば俺って」
「そうね、アラドは」
ゼオラはアラドの言葉に応えた。
「接近戦や格闘戦が合っているんだよな」
「私は遠距離戦やサポートね」
「そういった相性は重要だ」
キョウスケはまた言う。
「一つ一つ取ってもな」
「ってことはあの虎さんは虎さんなのに砂漠が合ってると」
「そういうことになる。モビルスーツでは特にそうだな」
「あのバクゥね」
もっとも今では全く乗っていない。艦長に専念しているのだった。
「あれは確かに砂漠戦に向いているわねえ」
「そうだ。モビルスーツの設計一つ取ってもな」
「けれどあれですよね」
またゼオラが言ってきた。
「ムウさんはストライクをそのまま使われるみたいですね」
「ああ、換装しないんだ」
アラドがそれに応えた。
「そのまま戦われるんだ」
「空を飛ぶ方が都合がいいんだって」
「まあそうだよな」
それにアラドはすぐに頷いた。
「砂嵐はあるけれどな」
「砂嵐、大丈夫かしら」
「天気予報ではないらしいわ」
「だといいけれどな」
こうは言っても不安なままだった。そしてキョウスケの言葉通り本当に次の日に敵が来た。それはあの三人の子供達であった。
「あの三人か」
「何なんでしょうね」
ラウルとフィオナはその子供達を見て述べる。
「修羅ではないのは間違いないし」
「何はともあれ戦闘だな。いいな」
「ええ、わかったわ」
こうして彼等は戦いに入る。戦いがはじまるとだった。あの三人はまずは動かなかった。
「動かないか」
「どうやら」
見れば後方にいるままだった。
「敵はそのままだしな」
「攻めて来る気配はないか」
通常のマシンを相手の戦闘だった。しかしだった。
「来るぞ」
キョウスケがその中で言った。
「敵がな。来るぞ」
「!?敵っていえば」
「あれじゃない」
ロンド=ベルの面々は目の前の三人の子供達を敵だと思っていた。
「新手だというのか!?」
「まさか」
「いや、そのまさかだ」
だがここでリーが言ってきた。
「出て来るぞ、これは」
「!?この感触」
エクセレンもまたここで何かを感じたのだった。

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