暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十七話 争覇の宴
[1/7]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
              第六十七話 争覇の宴
アフリカに入ったロンド=ベル。今は整備と補給を受けていた。それと共に砂漠戦の準備も進めていたのだった。
「砂漠か」
テツヤは今一つ浮かない顔をしていた。
「エンジンには気をつけないとな」
「そうですね」
彼にレフィーナが答える。
「砂は大敵ですから」
「そう、砂だな」
テツヤはレフィーナに応える。
「砂を何とかしないとな。戦えたものじゃない」
「そう、それです」
レフィーナも言う。
「今はその整備を何とかしないといけません」
「今度の敵はあのパリでの敵か」
「そうです」
ユンが言ってきた。
「彼等が何者なのか。まだわかっていませんが」
「その彼等への調査は進んでいるか?」
テツヤはそれをユンに対して問う。
「いえ、残念ですが」
「そうだな、それは仕方がない」
テツヤもそれはいいとするしかなかった。
「何分出て来てから少ししか経っていないしな」
「はい。ですが」
しかしここでユンは言うのだった。
「あの敵は二つの系統があるようです」
「二つの!?」
「まずはあの格闘主体の敵達です」
「あの連中か」
「そうです。そしてもう一つは」
「あの魔法使いみたいなマシンですか?」
レフィーナはこう表現した。
「あの三機の」
「あの三機か」
テツヤはその三機のことを考えて目を鋭いものにさせた。
「何者なんだ、あれは」
「わかりません。ですが」
ユンは言う。
「あの敵はかなり妙なマシンですね」
「完全に異質なマシンだな」
これはテツヤもわかっていた。
「何なのか。正体が見えない」
「乗っているのは子供ですしね」
レフィーナはそこを指摘した。
「やはり異質です。あの中にあっても」
「異質なものを抱えた闘う為だけの集団」
テツヤはこう表現した。
「こう言えば余計にわからないか」
「わからないのならこう考えればいい」
ここでリーが話に入って来た。
「リー」
「敵だとな」
「敵か」
「情報収集は確かに最重要だ。だがそれで迷いができては何にもならない」
「時には思いきりってことか」
「少なくとも敵としてのデータはある」
リーはそれについても言及する。
「攻略方法はわかっている。今はそれだけでいい」
「敵の素性や目的はまだいいのか」
「そういうことだ。雑念は不要だ」
言い切ってみせた。
「では。行くぞ」
「ああ、わかった」
テツヤはリーのその言葉に頷いた。
「ではそれで行くか。しかし」
「しかし。何だ?」
「御前にしては随分と思い切りがいいな」
テツヤはリーに対してそれを言うのだった。
「前はもっと慎重に話を進めていたが」
「私も変わった」
感情を込めずに述べた言葉だった。
「何かとあれこれ考え
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ