暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十六話 プリティ=デビル  
[4/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
だ」
「敵の」
「そうだ。それに」
「それに」
「シャドウミラーもまた出て来るかも知れない」
彼が危惧しているのはそれだった。
「若しかしたらな」
「出てきますかね」
「彼等の他にも敵はいるしね」
今度はクローディアが言ってきた。
「だからね」
「そうか。じゃあそれで行くべきか」
「そう判断した。それではな」
「ええ、それじゃあそういうことで」
こうして出撃が決まった。彼等はすぐにシベリアに向かう。そしてその謎の物体の落下地点に辿り着くと。そこでイサムが声をあげるのだった。
「んっ、あれは」
「そうだな」
ガルドがイサムの言葉に応えた。
「新マクロス級だな」
「ああ、それの居住区だな」
「新マクロス級!?」
トウマがそれを聞いて声をあげる。
「それは一体」
「メガロード船団の出航に合わせて新たに設計した長距離移民船団用の艦だ」
ガルドが彼に説明する。
「と言っても、実際には完成度六割の状態で地球を出航したのだがな」
「そうだったな」
イサムがそれに応えて言う。
「確か一番艦から七番艦がメガロードと一緒に地球を発ったんだったな」
「今ここにあるマクロスよりもずっと大きいな」
隼人が言う。
「何かな」
「超長距離の宇宙での航海を前提にしているからな」
ガルドは隼人にも答える。
「だから居住性を重視した設計になっているんだ」
「そうだったの」
「ああ、そうだ」
そのことも教える。
「しかしだ」
「しかし?」
イサムがクォヴレーの言葉に応える。
「何だ?」
「そんな艦がどうしてここにあるのだ」
「それは俺が聞きたい話だ」
イサムの方から言ってきた。
「何でこんなところにあるんだってな」
「そうか」
「ああ、訳がわからねえ」
こう言っているとそこに。何かが出て来た。
「!?あれは」
「シャドウミラー!?いや、違う」
違っていた。それは」
「へへへ、面白い場所に出たな」
そこにいたのはギギルであった。
「サンプル共の母星だな」
「何だあいつは」
「見たことねえ奴等だな」
ロンド=ベルの面々にとってはギギルははじめて見る顔であった。
「けれどあれだな」
「ああ、間違いない」
しかし彼等にはもうギギル達が何なのかわかっていた。
「敵だな」
「じゃあ戦うしかないだろうな」
「総員警戒態勢」
グローバルはこう指示を出した。
「何かあったらすぐに反撃を仕掛ける。いいな」
「了解」
「バルトフェルド艦長」
ラクスはこの中でバルトフェルドに声をかけてきた。
「はい」
「何だと思われますか、彼等は」
「まあ間違いなく敵ですね」
彼もこう呼んでいた。
「それはね」
「そうですね。しかし」
「しかし?」
「今までの敵とは違うようです」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ