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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十五話 神よ百鬼の為に泣け
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がオレンジに輝き光を放つ。
それと共に青い光になり空を舞い。複雑な動きを示しながらブライに向かう。
「おのれ、撃て!」
「はっ!」
ブライはそれを見て攻撃命令を下す。部下もそれに応える。しかしそれは間に合わずゲッターの周囲を空しく爆発するだけだった。その間にゲッターは直線運動に入った。
「真・シャイィィィィィンスパァァァァァァク!」
「真シャインスパークだと!」
「そうだ!」
ブライに対して叫んで答える。
「真ゲッターの力!」
「今こそ!」
「見せてやる!」
三人の言葉が完全に重なった。心も。そして今その青白い光がブライの身体を包み込んだ。
「オープンゲット!」
「うぐおおおおおおおおおおおおおっ!」
「帝王ブライ!」
爆発と光に包まれるブライを見て竜馬は最期に叫ぶ。
「これが最後だ!」
「貴様と!そして!!」
「百鬼帝国のな!成仏しやがれ!」
「うう・・・・・・、おのれ!」
しかしまだブライは倒れてはいなかった。爆発と光に包まれながらもまだ生きていた。そして。
「わしは・・・・・・わしは・・・・・・!」
爆発の中で言う言葉、それは。
「偉大なる帝王ブライ!帝王の最後は!」
まだ立っていた。全身を炎で覆われようと。
「栄光の中においてこそある。我が帝国に栄光あれ!!」
最後にこう叫び爆発の中に消えた。帝王ブライも今ここに倒れた。
そして他の鬼達も皆倒れていた。戦場に残っているのはロンド=ベルの戦士達だけであった。彼等は勝利を収めたのであった。
「やったな、リョウ!」
「ああ!」
竜馬は凱に対して笑顔で応える。
「これで百鬼帝国との戦いも終わった」
「ああ」
凱もまた笑顔で竜馬の言葉に頷いた。
「これでな。奴等は滅んだ」
「また一つだ」
竜馬はこうも言った。
「敵が倒れた」
「ああ、また一つだな」
「けれどよ」
隼人と弁慶も竜馬に続く。
「戦いはまだ終わらないぜ」
「その通りだ。リョウ」
隼人は竜馬に声をかけてきた。
「次もまた戦いがある。奇を引き締めていかないとな」
「わかっている。だが百鬼帝国は滅んだ」
それでもこれは否定できない事実だった。
「間違いなくな」
「おいリョウ」
「武蔵」
ここで武蔵も彼等のところに来た。
「皆待ってるぜ」
「皆!?」
「そう、皆だよ」
そう彼に言うのだった。
「皆待ってるからな。帰ろうぜ」
「ああ、そうだったな」
武蔵のその言葉に頷く。
「戦いは間違いなく終わったからな」
「そういうことさ。祝勝会がはじまるぜ」
「わかった。それじゃあな」
「ああ」
こうして彼等は戻った。その瞬間に宴がはじまった。
「まあ今回は上手くいったな」
「そうだよな」
甲児は凱の言葉に頷いた。
「何とかな」
「何とか
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