暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十五話 神よ百鬼の為に泣け
[8/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
達よ」
三人はそれぞれ艦橋において戦局を見据えていた。
「小童共への道を開けよ!」
「開けぬと倒す!」
「今助けに行こう」
三人に続いてロンド=ベル全軍が動く。今を好機と見てだ。
「よし、今だ!」
大河が叫ぶ。
「ゲッターチームの登場で敵軍は浮き足立っている」
「ハイ」
スワンが大河の今の言葉に頷く。
「その通りデス」
「ならば今こそ戦いを決める!」
「そして戦術は?」
「こうした場合勇気あるものならば!」
彼もまた勇気あるものだ。だからこそ言うのだった。
「総員総攻撃!」
やはりこれであった。これしかなかった。
「敵を一体一体確実に、だが纏めて粉砕していこうではないか!」
「了解デス!」
「では総攻撃発動!」
今その指示を叫ぶ。伝えたのではなかった。
「ファイナルアタック承認!」
「了解、ファイナルアタック承認!」
命もそれに応えて全軍に通信する。
「勝利は我等の手に!各員奮闘せよ!」
こうしてロンド=ベルはここぞとばかりに総攻撃に移った。総攻撃を仕掛けられた百鬼帝国軍は内部からのゲッターの攻撃もあり総崩れとなった。一万を超える大軍は忽ちのうちにその数を減らしていくのだった。
「お、おのれ!」
だがまだブライは健在だった。彼は自身が座すその艦橋においてまだ戦場に留まっていた。その彼の前には因縁あるゲッターが空にあった。
「ゲッターロボ!よくもやってくれたな!」
「それはこっちの台詞だぜ!」
弁慶が彼に言葉を返す。
「捕虜にしてくれやがって!」
「もっともわかってやったことだがな」
「何っ!?」
ブライは今の隼人の言葉に眉をピクリと動かした。
「それは一体どういうことだ」
「つまりだ。わざと捕まってってことさ」
「何だとっ!?」
「俺達は今の状況を作り出す為にあえて捕まったということだ!」
「くっ、では!」
「そうだ、これが俺達の策だ!」
竜馬はこう言い切ってみせた。
「御前達を倒す為のな!」
「おのれ、そうだったか!」
「帝王ブライ、策に溺れたな」
隼人はこうブライに告げた。
「俺達を人質に取るつもりが逆にこうなった」
「くっ・・・・・・!」
「しかしだ!」
弁慶が叫ぶ。
「戦いは別だ!正面から行くぜ!」
「よかろう、ならば来い!」
観念したか誇りか。ブライは今の弁慶の言葉に彼もまた正面から応えた。
「こうなっては是非もなし。貴様等を倒し返す刀でロンド=ベルをも!」
「ならば行くぞ!」
「覚悟しやがれ!」
まずは隼人と弁慶の言葉だった。
「貴様にも味あわせてやる!」
そして竜馬が叫んだ。
「ゲッターの恐ろしさをな!」
「むっ!」
「ゲッタァァァァァァァァァシャアァァァァァァァァァイン!!」
ゲッターが全身に力を溜める。するとその身体
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ