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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十五話 神よ百鬼の為に泣け
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「じゃあ今回も歌うのね!」
「ああ!」
こんな状況でもバサラはバサラだった。
「皆、俺の歌を聴けーーーーーーーーっ!」
「全く」
そんなバサラに対して呆れることしきりだった。
「竜馬さん達が捕まってるうえにこの数でよくそんなことが言えるわね」
「全くだ。しかし」
レイがそれでも言う。
「そんなバサラがいるからこそ俺達も頑張れる」
「前向きになれるってこと?」
「そういうことだ」
こうミレーヌにも語る。
「だからだミレーヌ、御前もな」
「歌うってことね」
「歌えるな」
「まあね」
歌うにはやぶさめではなかった。それどころか積極的ですらあった。
「歌うわ、最後の最後までね」
「よし、じゃあ歌え」
「ええ。バサラ!」
バサラに対して声をかける。
「付き合うわよ!それでいいのよね!」
「来やがれ!誰でもな!」
「人の話耳に入ってるのかしら」
「入っていないでしょうね」
エマはそう見ていた。
「実際のところ」
「やっぱり」
「それでもよ」
エマは言う。
「バサラの歌を聴いて何か元気が出て来たわ」
「ええ、私も」
フォウもそれは同じだった。
「やるわよ、何があっても」
「竜馬君達を助け出して」
「百鬼帝国!」
カミーユが彼等に対して声をかける。
「ここでも御前達を倒す。いいな!」
「ふん、小賢しい!」
ヒドラーのその言葉を一笑に伏してみせた。
「我等百鬼一族を倒せるものか。帝王よ!」
「うむ。全軍に告ぐ!」
ブライはヒドラーの言葉を受けて指示を出した。
「全軍総攻撃!ロンド=ベルを倒せ!」
「百鬼ブラーーーーーーーイ!!」
「百鬼ブラーーーーーーーイ!!」
ブライを讃えてから全軍で進撃を開始する。ロンド=ベルがそれを迎え撃ち今ここに彼等の決戦がはじまったのであった。
圧倒的な数で攻める百鬼帝国。だがロンド=ベルはそれを正面から受け敵を的確に倒していっていた。
ヤザンがハンブラビを変形させる。そのうえで海蛇を放つ。
「喰らえっ!」
それで数機の鬼のマシンを電流に包み込み破壊する。しかしそれでも数は圧倒的なものがあった。次から次に後ろから出て来る。
「ちっ、五千ってのは伊達じゃねえな」
「ですが少佐」
「まだ充分戦えます」
ヤザンに対してラムサスとダンケルが言ってきた。
「我々もいます」
「ですから」
「ああ、後ろは頼むぜ」
「はい」
「わかっています」
二人はヤザンの言葉に対して応える。
「お任せ下さい」
「是非」
「おいヤザン」
ここでジェリドがヤザンに通信を入れてきた。
「どうした?ジェリド」
「そっちは大丈夫なんだな」
「ああ、大丈夫だ」
すぐにこう答えた。
「安心しろ、サラもいるからな」
「サラはどうだ?」
「今また一機
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