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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十四話 鬼達との決戦
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「どうした隼人」
「本隊が来るまであとどれだけだ」
「一分だ」
「そうか、一分か」
「敵は五十は倒したぜ」
弁慶も言ってきた。
「どうするんだ?」
「頃合いだ」
隼人はこう弁慶に対して答えたのだった。
「これでな。やるぞ」
「よし、わかった」
「それじゃあな」
二人は隼人の言葉に頷いた。これで決まりだった。それでここで演技をすることにした。
突如としてバランスを崩した。それで誤って敵の攻撃を受ける。そういった演技だった。
「むっ!?」
「やったか!?」
「今だ!」
ヒドラーは真ゲッター1が攻撃を受けたのを見て叫んだ。
「ネットを使え!」
「は、はい!」
「それで被せていけ。よいな!」
「わかりました!」
「それでは!」
皆それに頷き一斉にネットをかけていく。無論特別なネットだ。それでゲッターの動きを絡め取ってしまったのである。見事と言える連携ではあった。
「よし、やったな!」
「はい!」
「遂にゲッターを!」
彼等が会心の声をあげているその時に。丁度ロンド=ベルが来たのだった。
「な、ゲッターが!」
「まさか!」
甲児とアムロが捕らえられているゲッターを見て思わず声をあげた。
「リョウ!隼人!弁慶!」
「無駄だ!」
武蔵が叫ぶとヒドラーがそれに応えてきた。
「ゲッターは最早我等の手に落ちた!」
「何だって!」
「これが何よりの証拠だ!」
こう叫んでその捕らえられているゲッターを指し示してみせた。
「ゲッターの命が惜しくば進むな!」
「何!」
「これ以上進めば命はないぞ!」
ヒドラーはこうロンド=ベルの面々に宣言するのだった。
「わかったな!」
「糞っ、卑劣な!」
「そう来るというのか!」
「何とでも言うがいい!」
それで臆するヒドラーではなかった。
「こちらも生きなければならん!何としてもな!」
「だから人質もいいっていうのかよ!」
「そうだ!」
武蔵に対しても言葉は変わらない。
「来るなら来い!そのかわりこの者達の命はないのは確かだ!」
「くっ!」
「何という男だ!」
「構わん、先に進め!」
リーはそれに構うことなく前進を命じる。
「戦争に犠牲は付き物だ!」
「おい、艦長!」
その彼にアカネが抗議する。
「リョウ達がどうなってもいいのかよ!」
「言った筈だ。戦いには犠牲がつきものだとな」
「だからってよ!」
「それにだ」
「それに!?」
今度はリーの言葉を真面目に聞いた。少し冷静になったうえで。
「あの者達、いや神隼人だ」
彼は隼人に関して注目していた。
「あの男がそう簡単に捕虜になるのか」
「捕虜に!?」
「そうだ。何かがある」
彼はこう読んでいた。
「だからだ。安心して攻めればいい」
「絶対に助かるっていうのか
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