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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十三話 邪魔大王国の最期
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             第六十三話 邪魔大王国の最期
「!?」
宙はふと気配に気付いた。
「誰だ?」
「ここは」
観れば闇の中だった。無限の空間だ。その中に彼は漂っている。そしてそれは一人ではなかった。
「誰かいるのか」
宙はもう一人の声に気付いた。
「俺を呼ぶのは誰だ?そしてこの空間は」
「ここは。何処なのだ」
「!?御前は」
宙はここで目の前にいる女に気付いた。それは」
「フローラ!」
「司馬宙だと」
そしてフローラはフローラで宙に気付いたのだった。
「何故ここに」
「それは俺が聞きたい」
宙にもそれがどうしてかは全くわからなかったのだった。
「どうしてこんな場所に。俺達はいるのだ」
「わからない。だが一つだけ言えることがある」
フローラは宙に言ってきた。
「私達がここにいるということだ」
「そうか。そうだな」
宙もまたフローラの言葉に頷く。
「じゃあここはまさか」
そのうえでこの世界について述べた。
「夢の中、夢の世界か」
「そうなのか」
「ああ、だから俺と御前はここにいる」
宙はこうフローラに対して告げた。
「つまり俺達の心は今つながっているんだ」
「今、か」
「そうだ。それでどうするんだ?」
「むっ!?」
フローラは宙の言葉に顔を向けた。見れば今二人は武装していない。フローラの緑色の豊かな髪の毛もはっきりと見えていた。
「闘うか?」
宙が問うのはそれであった。
「今ここで俺と」
「いや」
だがフローラは宙のその言葉に首を横に振るのだった。そのうえでまた言う。
「止めておこう」
「戦わないのか」
「無駄だ」
こう言うのだった。
「ここが夢の世界ならそんなことをしてもな」
「そうか、無駄か」
「私はこう考える」
こうも述べてみせた。
「だから今は」
「それじゃあ」
宙はそれを聞いてフローラにあらためて言ってきた。
「何だ?」
「俺と話をしないか?」
こう提案してきたのだった。
「ここで」
「話だと」
「ああ」
今度はフローラに対して頷いてみせた。
「俺は君と話がしたいんだ」
「そうなのか」
「そう。俺は幾多の戦いを経てきた」
ヒミカを倒しそれからもロンド=ベルにおいて数多い戦いを。
「その中でわかったんだ。今人類は未曾有の危機にある」
「危機に」
「だから無益な戦いを何時までも繰り返してはいけない」
「無益な戦い・・・・・・」
「そうだ」
これについてもまたはっきりと述べてみせる。
「こんな戦いは一日でも早く終わらせないといけない」
「そう考えているのだな」
「ああ。その為にも君の力も必要だ」
「何っ!?」
「そうだ。この間の戦いからずっと考えてきた」
こうも述べる。
「君ならきっと俺達の気持ちを理解し
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