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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十三話 邪魔大王国の最期
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ここでミリアリアが言う。
「やっとって感じだけれど」
「そうだよな。やっとだな」
「全くだよ」
トールとカズイがミリアリアの言葉を聞いてそれぞれ言う。
「今まで日本での戦いが多かったから」
「おかげで俺達もかなり日本に詳しくなったけれどね」
「そういえばキラは元々日系だったな」
「うん、そうだよ」
キラはサイの言葉にこくりと頷いて答えた。
「名前はね。そうだね」
「じゃあシンと同じか」
「本当に日本人っていっても色々ね」
「おい、そりゃどういう意味だよ」
シンはフレイの今の言葉につっかかった。
「色々って。俺は何なんだよ」
「あんたとか甲児とかそういうのも日系だからよ」
フレイはそのシンを見据えて言う。かなり剣呑な目になっている。
「全く。アムロさんみたいな人もいるのに」
「アムロさんは特別だろ」
流石に彼はロンド=ベルの中でも別格だった。
「一年戦争からのスーパーエースじゃないか」
「人間的にも凄い立派だしね」
シンジが言った。
「本当に素晴らしい人だと思うよ」
「平均的日本人ってシンジ君みたいなのかしら」
マリューはシンジを見て述べた。
「シン君や甲児君や藤原中尉は特別として」
「ドモンさんは?」
「彼はそもそも地球人かどうかも怪しいし」
さりげなくメイリンの言葉に応えるが容赦がない。
「とりあえずシンジ君みたいな感じが普通だと思うわ」
「僕が普通ですか」
「だって。極端に感情的じゃないでしょ?」
マリューが言うのはそこだった。
「日本人って穏やかなイメージがあるから」
「あと個性がない?」
メイリンはまた言う。
「そんなイメージもあるけれど」
「そういえばそういうことになっていたわね」
ルナマリアも妹の今の言葉で気付いた。
「バサラさんとか見ていて忘れていたけれど」
「日本人って個性派ばかりだよな」
「そうですよね」
イザークとシホは少なくともこう判断した。
「少なくともここにいる連中はな」
「皆が皆」
「僕だって個性的だと思いますけれど」
シンジは自分で最近それを自覚しだしていた。
「少なくとも変わってそうなったと思います」
「確かに御前随分変わったよな」
「それもいい方向にな」
甲児と勝平が彼に言ってきた。
「明るくなったしな」
「気も強くなったしな」
「皆のおかげだよ」
にこりと笑って答えてみせた。
「やっぱり。ここにいて皆と一緒だと一人で悩むのが馬鹿馬鹿しくなるからね」
「そう、悩むのは皆で悩む」
ミサトが言う。
「それが一番よ」
「ミサトさんはもうちょっと悩んで欲しいよね」
「そうよね」
さやかとマリアはそんなミサトの言葉を聞いてヒソヒソと話をする。
「即断即決過ぎて怖い場合があるし」
「作戦の時とか」
「悩んで
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