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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十二話 フローラの迷い
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はグランゾンが復活してからだったしね」
「そうですね、そういえば」
「ゼーレもまた彼と関わりがあったし」
木原マサキはゼーレと関わりがあった。人類補完計画が失敗した時の為の冥王計画だった。もっとも木原マサキはそれを悪用していたが。
「彼がいる時にゼーレはああなって」
「終わりでしたね」
「あの碇司令のことだからまだ生きているかも知れないけれどね」
彼はふとこう考えたのだった。
「ひょっとしたらだけれどね」
「そうですか」
「とにかくおかしいって言えば本当におかしい」
マサトはまたそれについて言及した。
「何故かグランゾンがいる時にいつも」
「今の戦いだってそうだよな」
勝平は今の彼等の戦いについても述べた。
「あの連中だって急に出て来たよな」
「百鬼帝国に邪魔大王国ね」
「急によ。地の底からな」
「前以て何かあったにしてもだな」
「そうだよ。こんなに地球規模の相手が出るなんてやっぱりおかしいぜ」
彼にしては珍しく頭を使った言葉だった。
「しかも次から次って。何なんだよ」
「そうよね。違う世界からもだし」
「セフィーロにしろそうだね」
マサトはまた言った。
「違う世界だった。バイストンウェルも」
「しかもどの世界も崩壊に瀕していましたね」
「そうだね」
宇宙太とマサトがそれぞれ言い合う。
「有り得ない程度急激に崩壊していたり今まで出たことのないような人間が出たり」
ルーザのことである。
「おかしい。グランゾンがいると」
「はい。しかも全部の世界が崩壊に向かっているなんて」
「どう考えても有り得ない。何が起こっているんだ」
マサトは腕を組んで思案の顔になった。そのうえでまた言うのである。
「様々な世界全体で」
戦いの前でも彼等の不安はあった。その頃フローラは竜魔帝王と面会していた。そのうえで報告も行っていた。
「そうか、鬼共はかなりの力を失ったか」
「はい」
こう帝王に告げていた。
「ですがまだまだ余力があります」
「しぶといな、思ったよりも」
「百鬼帝国のブライ皇帝もまた表に出て来ませんし」
「それはわかっていた」
竜魔はそれはわかっているとした。
「当然のことだ」
「当然ですか」
「そうだ。出て来たならば。俺もそうだが」
「帝王様も?」
「俺によって倒されるからだ」
不敵な笑みと共の言葉だった。
「その時はな」
「そのうえで彼等の国を乗っ取ると」
「間違いなく向こうも同じことを考えている」
こうも述べる。
「我々はそうした関係なのだからな」
「左様ですか」
「そうだ。だからこそフローラ」
あらためてフローラに声をかける。
「奴等の行動は逐一知らせよ。よいな」
「わかりました」
「それではだ」
ここまで話したうえでまたフローラに声をかけて
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