暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第六十一話 百鬼と竜魔
[4/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「それで戦いまで乗り切りたいが。いいか」
「はい」
ナタルの返事は強いものだった。
「それで宜しいと思います」
「わかった。それではだ」
これで話は決まった。
「当直を増やし主力を設けることで」
「それで乗り切りましょう」
「この戦いも激しいものになる」
マイヨはそれも読んでいた。
「だからだ。ここは」
「テロに逢わないように心掛けましょう」
「そういうことだな」
こうして将兵は周囲をマシンや超能力者達に囲まれ厳重な警備を北九州に入った。それからすぐに宮崎に入ることになるのだった。
宮崎との境。そこには既に邪魔大王国と百鬼帝国が布陣していた。圧倒的な物量でロンド=ベルを待ち受けているのであった。
そこには偵察通りヒドラーとフローラもいた。ヒドラーはそのフローラに声をかけてきた。
「フローラ」
「どうした」
彼女もすぐにそれに応えて顔を向けてきた。
「ロンド=ベルだな」
「そうだ」
フローラはまたしてもすぐに答えた。
「既にここに向かって来ている」
「その数は」
「数は変わらない」
「変わらぬか。あれだけの激戦を経てきて」
「わかっていると思うが、ヒドラー元帥」
あえて彼の名を呼ぶ。
「既にそれは」
「確かにな」
そしてヒドラーもそれに頷く。
「わかっている。奴等は手強い」
「そうだ。だからこそ」
「だからこそ。今度は何だ」
「守りを固めておいた」
こうフローラに答えた。
「後は何時でもな。敵が来てもいい」
「用心がいいと言うべきか」
「貴殿はどうなのか」
「私か」
「一人しかおるまい」
またフローラに対して述べる。
「それは」
「違うか?」
またヒドラーは言う。
「それはな。無論わしもいるが」
「それはわかっている」
フローラも言葉を返す。
「だからだ。行くぞ」
「うむ。それではな」
彼等も布陣する。丁度そこにロンド=ベルが姿を現わしたのだった。
「結局破壊工作はなかったな」
「そうだったな」
宙と甲児が話をしながら出撃した。それと共に布陣する。
「あのフローラって女もいるが」
「宙、用心しろよ」
甲児は宙に対して忠告してきた。
「あの女やけにおめえを敵視してるからよ」
「当たり前よ、甲児君」
ここでさやかが甲児に言ってきた。
「あの女は邪魔大王国でしょ」
「あっ、そうだったな」
甲児も言われてそれに気付く。
「そういえばよ」
「ちょっと、忘れてたの?」
「まあちょっとしたことだよ」
「何処がちょっとしたことよ」
さやかは呆れた顔で甲児に対して言う。
「かなり重要なことじゃない。それでどうして忘れるのよ」
「悪い悪い」
こうは言っても反省はない。
「まあこれで覚えたからよ」
「本当かしら」
「信じれないけれど
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ