デュエルとハニートラップ?
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イスファイトだヨ!」
しばらく沈黙のあと、シルフ領主のサクヤ、ならびにケットシー領主のアリシャ・ルーの賛辞を皮切りにシルフ、ケットシー族だけでなく敵であるはずのサラマンダー族までもが歓声が上がった
「強いな。まさか、負けるとは思わなかった。いいだろう、ここは引こう」
「ああ、そうしてくれると助かる。まあ、たとえ襲ってきたとしても返り討ちにできるがな」
そう言うとユージーンは俺をみ、ついでキリトを見ると僅かに口角を上げた
「そういうことにしておこう」
「……あんたとはもう一度戦いたいな」
これを言ったときの俺の顔は笑っていたと思う
「楽しみにしておく」
そう言ってユージーンは部下のサラマンダーを連れて去って行った
「……蹴ることはないだろ。しかしなぁ、俺も戦いたかった……」
「今度やってもらえ」
「おう、そうするよ」
「すまんが……状況を説明してもらえると助かる」
俺とキリトの緊張感のない会話にシルフ領主サクヤが入ってきた
静かになった会場でリーファはこれまでの経緯を話した。それを聞いた結果、サクヤはシグルドを追放。それで決着した
「キミ強かったネ?さっきのユージーン将軍はALO最強って言われてるんだヨ。それに正面から勝っちゃうなんて……インプの秘密兵器、だったりするのかな?」
「それはないな。俺はただの通行人Aさ」
「ぷっ、にゃはははは」
ケットシー領主アリシャは俺の腕を取ると……というか腕に抱きついた。そして誘惑するかのように流し目で見つつ、
「フリーなら、キミ……ケットシー領で傭兵やらない?三食おやつに昼寝つきだヨ」
「なっ……」
正面にいたリーファの顔が引きつる。俺はというと腕に胸が当たってるんだが……アリシャの目の好意の色が薄いため別に変な気持ちにはなったりしない
「おいおいルー、抜け駆けはよくないぞ」
また、アリシャと同じようにサクヤも腕を絡めてくる。……ブルータス、おまえもか。まあ、ALO最強と言われたユージーン将軍を倒した俺だ。一応、俺がALO最強の名を手に入れたと言っても過言ではない。しかもフリー。ならば勧誘し、自身の領土に引き込もうとするのは領主として当然だろう
「彼はもともとシルフの救援に来たんだから優先交渉権はこっちにあると思うな。リン君と言ったかな……どうかな、個人的興味もあるので礼も兼ねてこの後スイルベーンで酒でも……」
その言葉でリーファの顔がさらに引きつる
「あーっ、ずるいヨ、サクヤちゃん。色仕掛けはんたーい」
「人のこと言えた義理か!密着しすぎだお前は!」
どっちもどっちだろと思う俺がいる。……そろそろ行かないといけないので放してもらえるように言お
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