第一章 無印編
第十三話 『介入者』
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丈夫なの!」
「私は平気よ。それよりアレは私がなんとかするわ。フェイトも手を出さないように」
「…うん。シホ、無事でよかった」
それで笑顔を向けた後、私はゲイ・ジャルグを構えて疾駆した。
当然木の化け物は木の根を使って攻撃してくるがこの槍の前では紙くずも同然。
何度も薙ぎ払いながら進んでいき一気に解析してジュエルシードにある部分にゲイ・ジャルグを突き刺した。
それで木の化け物はまるで崩れるように瓦解した。
そしてジュエルシードが空に浮かび上がる。
『なっ!?』
周りからどよめきの声が上がる。
それは当然だろう。
さっきまで苦戦していたのにこうもあっさりと退治してしまったのだから。
と、そこでやっと追いついてきたクロノが、空中で浮いているジュエルシードの前に立った。
「僕は時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。
その権限で、これ以上の戦闘行動の停止を命じる。
両名とも速やかにデバイスを収めるように。そして詳しい事情を聞かせてもらおうか」
「わかったわ」
「はいです」
そうクロノに言われたので私とフィアはおとなしくしておいた。
だがそこに乗じてフェイトが封印しようと駆けるがクロノはすかさず魔力弾を放つ。
威嚇もなしか……でもジュエルシードを守る行動と考えれば納得かもしれない。
でも、それとは関係なく私は魔力弾を払い落とした。
「なにをっ!?」
「威嚇もなしに直接彼女を狙うのはよくないわ」
「だが、その少女はジュエルシードを封印して持ち去ろうとした。君も知っているだろう? ジュエルシードの危険性を……」
「まぁ、ね。でも」
それから私は穏便に話をつけようとした。だが、その時アルフが空から魔力弾を放ってきた。
それをクロノはシールドで防御した。
どうやら私には狙いは定めていなかったようだ。
「フェイト! 離脱するよ!」
「で、でも…!」
「でも、じゃない! 今逃げなきゃ奴等に捕まっちゃう!」
「っ…!」
フェイトは苦虫を噛み潰したような表情をして魔法を展開して逃げようとしたがすかさずクロノはまた杖を構えた。
だけどその斜線上になのはが立ちふさがり「フェイトちゃんを攻撃しちゃダメッ!」と言った。
その結果、フェイト達はここからの離脱を成功させていった。
「くっ…君たちは!」
「…ごめんなさいね。でも少し今回はなのはの味方をしておくわ」
「まったく……逃したのは痛いぞ?」
「わかってるわ」
それでクロノとまた詳しく話をしようとしたが、そこに突如魔法陣が浮かび上がりそこには一人の女性の姿が映し出された。
『クロノ……一度落ち着いて話し合いましょう』
「艦長……? わかりました」
『それとあなたもその武器を下げてもらって構わないかし
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