第一章 無印編
第十三話 『介入者』
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が君の協力者なのか?」
「そうです」
「名を聞かせてもらっても構わないか…?」
「…シホ。シホ・E・シュバインオーグよ」
「それじゃ呼び捨てでシホでいいかな?」
「むっ……、ええ、構わないわ。でもいきなり呼び捨てなんて失礼ね」
「そこらへんは許してくれ。こちらとしては話を進めたいんだ」
子供の癖に意外に冷静なのね。
今は様子見をしておきましょうか。藪から蛇が出たらたまらない。
「それじゃ何から聞きますか?」
「まずこの世界にどういう風に関わったかを聞きたいね」
「私ともう一人いるけど、フィア達の呼びかけに応じてジュエルシード集めに協力しているわ」
「そのもう一人の方にはユーノ・スクライアがついているわけだね」
「なんでもお見通しなのね。ええ、そうよ」
「分かった。次にだけど君はこの管理外世界での戦闘は違法だと知っていたのか?」
「そんな事は知らないわ。そもそもそちらの組織に関しては少しかじった程度しかわからないし」
「そうか。ならまだ知らなかったって事で罪には問われないだろう」
「時空管理局では無断で戦うと罪になるんですか……?」
「場合による、という感じだ。そんなに心配しなくてもいいよ」
「ならよかったわ」
なら、なのはは罪に問われることはないわね。
それで詳しく話し合いをしようとしたところで、異様な魔力反応が感じられた。
それはフィアもクロノも気づいたようでフィアは人間形態に戻って、クロノは黒の私服にさらに黒いバリアジャケットをまとった。
「クロノ、あなた…いい趣味しているわね。全身黒ずくめよ?」
「うるさい。これが正装なんだ」
「まぁ、いいわ。それよりフィア、ジュエルシードが発動した場所は分かる?」
「はい!」
フィアが私にその事を伝えてくれた後、少しジャンプして電灯の上に乗り、目を強化し見てみるとすでになのはとフェイトがジュエルシードの封印作業を執り行っていた。
でも相手はバリアを展開できるようで苦戦しているようだ。
それで仕方ないと思い、
「投影開始」
私はケルト神話の登場人物でフィアナ騎士団の一員でもあったディルムッド・オディナの二槍の片割れで概念としては触れた対象の魔力的効果を打ち消す能力を持つ『破魔の紅薔薇』を投影した。
その光景を見ていたクロノは突然現れた槍に驚きを隠せないでいるようだが私は見向きもしないでタラリアも投影して空を翔けていった。
「待て! その質量兵器はなんだ!?」
「私の武装の一つよ。今は見逃してくださいね」
「わかった。今はそれで納得しておく……」
そんなやりとりをしながらなのは達の戦っている場所にたどり着いた。
「なのは、苦戦しているようね」
「シホちゃん!? もう大
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