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【完結】剣製の魔法少女戦記
第一章 無印編
第十三話      『介入者』
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笑顔を浮かべてくれた。
…その後はちょっと恥ずかしさが残る「あーん」をしてもらった。

しばらくして桃子さんが部屋を出て行くと私は咳払いをして二人を見るとなにやらとてもいい表情をした二匹のフェレットがいた。

「…なにかしら?」
「な、なんでもないよ?」
「はいです。お姉様がとても可愛かったなんてとても…「フィア!」…あ」

それで二人には少し怖い目にあってもらったと記載する。
そして場が落ち着いた頃を見計らったのか、

「ねぇシホ。昨日のあの矢…いや、剣はなんなの? それにあのジュエルシードの暴走した衝撃に耐え切った盾は一体…?」
「確か以前お姉様が使ったものを入れるといつもお姉様が使用している双剣、干将・莫耶。
空を飛行できるタラリアという靴。
それと月村邸でロボット退治に使用した物干し竿。
そしてあの二人を拘束した天の鎖、黒鍵にロー・アイアス。極めつけは昨日使用したカラド・ボルクという強力な魔力を秘めた矢。
どれにもすごい魔力がこめられていました。
あれらは一体なんなのでしょうか…?」
「前にも言ったけど転送系の魔術で“ある場所”から呼び出して使えるものよ。
フィアが今使用している棒もそこから引っ張り出して使っているものだわ。
…まぁ分かりやすく言えば私ことシホ・E・シュバインオーグの『武器庫』といったものね」
「武器庫って…まだあんな強力なものが他にもたくさんあるの!?」
「まぁ、ね…でも武器庫の場所は教えないわよ? あれは私の家系の魔術の集大成とも言える場所だから」

二人はそれでとても感心していた。
我ながらよくこんな意地の悪い嘘を言えたものだ。
その武器庫は私の心象世界にあるから一生見つけ出すことは不可能に近いって言うのに…。
固有結界を発動さえしなければバレルものでもないし。
いや、でも別に嘘でもないかな? 剣の丘から呼ぶという時点で転送といっても間違いではない。

三時過ぎになってユーノがレイジングハートが回復したのでなのはに届けてくると言って出て行った。
私も桃子さんにもう大丈夫と伝えて出かける了承をしてもらいフィアとともに町を探索していた。
そしてまたフェイトと出合ったあの公園にいけば会えるかなと希望的思考で向かった。
すると久しぶりに来たというのに私の匂いなのかな?
それを嗅ぎつけてやってきた野性の動物達が私が座ったベンチに集まってきた。
だからまた歌わせてもらう事にした。


◆◇―――――――――◇◆


シホが公園に入る少し、いやかなり前にこの次元世界「地球」の近くの座標に、ある一つの次元航行艦が待機していた。
航行艦の名を巡航八番艦『アースラ』。
アースラは先日第97管理外世界…通称「地球」から小規模次元震が観測されたとの報告を受け到着して
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