少女の真実
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ナの世話役になってくれと頼まれた。あと、オレのことは好きに呼んでくれて構わない。」
「ふーん。じゃよろしくカズヤ。」
早速呼んでくれたぜ。しかも女の子に頼りにされるっていいものだ。
「さて次の問題だが、住むところはどうする。お世辞にもこの街は治安はあまり良くない。宿屋の鍵もあてにできない。」
「鍵があてにできないなんて…。あっ!」
セリナの顔が輝いた。だが、次の瞬間赤くなった。
「あ、あなたの家はダメ?」
「……は?」
この子は一体何を言い出すのか。オレの家に行きたいなどと。
「…ダメ?」
「うっ……。」
ひ、卑怯ですよセリナさん。上目遣い&赤面&涙目なんて。スリーコンボきまっているじゃないですか。
「い、いいですよ。責任を持ってあなたをもてなします。」
「……ありがとう……。」
赤面したまま俯くなんて。あんたねらっているんですか。オレがそういうのに弱いと知って。
「ふ、不束者ですがよろしくお願いします。」
「……違うだろ。」
いろいろ飛ばしすぎだと思うのはオレだけだろうか。
「カズヤさ、……あらっ、お邪魔でしました?」
「なっ…!」
どうやらお姉さんにセリナが顔を赤らめていたのを見られてしまったらしい。
「ち、違いますー!」
そんなムキになって否定されたら凹むじゃないですか。
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