第四章
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いんですね」
「全て終わったよ。今の私はね」
「ケツアルコアトルですね」
「そう、ヒーローだよ」
それに戻っているというのだ。
「だからね、闘うよ」
「そうですか、じゃあ」
「すぐに着替えるよ」
トレーニング用のジャージにである。
「それじゃあね」
「はい、じゃあまずは」
「それで次の試合だけれど」
「今度は事務所の中でしますので」
それで興行をするというのだ。
「若手が相手になります」
「ふうん、誰かな」
「二人で一人はヒール、もう一人はベビーフェイスです」
その二人だというのだ。
「どっちも有望株ですから」
「相手をする際はだね」
「いつも通りお願いしますね」
「うん、闘うよ」
マスクの中から笑顔で話す。
「それじゃあね」
「頑張って下さいね」
「ヒーローとしてね」
笑顔で話す彼だった、そのうえで今もヒーローとして生きるのだった。
ヒーローは泣かない 完
2013・1・30
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