暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/stay night 戦いのはてに残るもの
魔術鍛錬と新しい生活
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切嗣、実は投影は強化や解析よりも効率が非常に悪いらしく、切嗣にやらないほうがいいと言われていた。

あまりやり過ぎると、流石に怒られる危険性もあるので次からは、バレないように隠れて練習しよう。

魔術の鍛錬もしながら、俺と士郎は家事の鍛錬も実はしている。と言うのも、切嗣はほとんど何も出来ないらしく、俺と士郎がやっているからなのだが。

「なあ士郎に彩雅。たまにはハンバーガーとかも食べたいんだけど」

「俺は別にいいんだけど、士郎が許してくれないんだよ」

そう言いながら士郎の顔を見てみると、士郎は首を横に振った。

「ダメだよ爺さんに彩雅。ご飯は身体にいいものを食べないと」

士郎は飯のことにはかなり五月蝿く、ハンバーガーなどはあんまり食べさせてくれない。曰く、体調に良いものを食べて健康でいてもらいたいからだそうだ。

「本当士郎はしっかりしてるよね。彩雅や切嗣さんとは大違い」

夕飯を並べていると、俺と士郎に切嗣の顔を見ながら虎がやって来た。

「だれが虎じゃー! 全く、こんばんは切嗣さん」

「こんばんは大河ちゃん」

この女の人は藤村大河、切嗣の後見人兼女子学生らしい。見た目はまぁ普通かな? でも怒ると、竹刀持って追い掛け回してくるから怖い。

「切嗣、俺も切嗣もしっかりしてないわけじゃないよね? ただたまには、ハンバーガーとか食べたいって言うだけで」

「うん、彩雅の言う通りしっかりしているつもりだけど、士郎がしっかりし過ぎてるからね」

切嗣は笑ってそう言ってるけど、本当にしっかり言ってほしい時は言ってほしいんだけどな。俺と切嗣の立場が危なくなるから。

それにしても、士郎の食事云々には本当に困ったもんだな。……少しくらい、たまにはご飯で出してもいいだろうに。

別に少し食べて、体調を崩すわけじゃないんだからさ。まぁ、健康でいてほしいと言うのも分からんでもないけど。

「士郎の料理は、相変わらず美味しいわね」

おかずを少量口に入れた後、飯を大量に口に入れてる虎。まぁ、確かに士郎の飯は美味いけど。

料理の腕は、士郎のほうが圧倒的に上だと思われる。だって、アイツの作る飯が日に日に美味くなっていくから。

俺の作った飯を食べて、虎や切嗣が毎回俺が作ったと気付くほどだから、恐らく相当差があると思われる。

「今日のホッケは士郎が焼いたのかい?」

切嗣が、ホッケを食べた後に士郎を見る。魚は基本俺が焼くのだが、今日は士郎が焼いたのだ。

「そうだよ、やっぱり気付いちゃうよな」

「やっぱり士郎が焼いたのね、何時もより味が違うと思ったわ」

そう言いながら、まだ食べ続けている虎。口に物入れながら喋るなよ。

「ちょっと寝過ごしちゃってさ。焼けなかった
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