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Fate/stay night 戦いのはてに残るもの
魔術鍛錬と新しい生活
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そう言ってまず教えてもらったのは、切嗣の使うのは魔法ではなく魔術と言うものだそうだ。

魔術回路と言う物を体内で構築することで、魔術回路を起動出来魔術を使えるらしい。しかし、回路は毎回一から全部起動させないといけないそうだ。

回路の起動に成功したら、切嗣は簡単な魔術 解析と強化を教えてくれた。しかし解析のほうは何とかなるのだが、強化のほうは中々上手くいかない。やると大体失敗したりする。

魔術回路を毎回一から開くと、切嗣は言っていたが俺は理由は分からないが、何故か一から開くことが途中から出来なくなった。

士郎は毎回一から開いているみたいだが、俺は出来なくなった為にON OFFと切り替えて魔術回路を起動している。

毎回頭の中で、スイッチを押すイメージを思い浮かべると、俺の魔術回路は起動する。

最初は切嗣に言おうと思ったのだが、下手に何かを言うと教えてもらえなくなる危険性があった為に、このことは黙ったままにした。

でも何でだろうか? 回路を切り替えるようになってからは、強化が前よりもかなり成功するようになったんだよな。

魔術の鍛錬をしている最中に、士郎が時折魔力で見た物の複製品を作り出した。切嗣によると、士郎の使った魔術は投影と言い、オリジナルの複製品を作り出す魔術と言っていた。

この投影と言う物は劣化してるとは言え、オリジナルの複製品を作れる魔術の筈なのだが、何故か士郎の投影ではオルゴールなどを投影してみると、外観はそっくりなのだが中身が空っぽの失敗作しか作れない。

俺も真似してオルゴールの投影をやってみたのだが、やはりかなりの劣化品しか出来ず更に士郎とは違い、直ぐに投影物は消えてしまった。

何故かは分からないが、投影した物は直ぐに消える筈なのに、士郎の投影物は何時までも消えなかったりする。

構造が複雑な物では、今の俺では無理なのだと思い台所にある包丁を投影してみたのだが。

「あれ?」

「どうしたんだ彩雅?」

投影した包丁を解析した後に、台所にある包丁を解析してみると、強度や硬度に包丁内の情報などが全く同じだった。

「なぁ、士郎。ちょっとこの包丁投影してみてくれ」

「ああ、分かった」

士郎に包丁を投影させ解析してみるが、やはりオリジナルより色々と劣化している。

「彩雅の包丁、本物と全く同じじゃないか!?」

士郎も、俺が投影した包丁を見て驚いていた。

「どうしたんだい彩雅に士郎。 包丁を投影して驚いてるみたいだけど?」

「あっいや、何でもないよ切嗣」

俺と士郎が驚いていると、切嗣が俺達の所に来た。

「この前も言ったけど、投影は非常に効率が悪い魔術だ。鍛錬するんなら強化と解析にしたほうがいいぞ二人共」

俺と士郎の頭を撫でる
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