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インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第04話「二人の千冬」 ※9/2 IFストーリー修正
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》の事については忘れろ。いいな」
全員
『は、はいっ!!』

そんな恐ろしい眼で見られたら誰しもがそう答えるって…

千冬
「何か言いたそうだな織斑」
一夏
「な、なんでもありません!!」

鋭い眼光がこちらに向いた。
正直、かなり怖い…。

千冬
「フン、まぁいい。諸君、私の仕事はお前ら新人をこの一年間で使い物にするのが仕事だ。別に逆らってもいい…、だがその時は……わかるな?」

全員
『サーイエッサー!!』

思わずクラスの全員が敬礼をとってしまった。

だけどなぜだろう、千冬姉から是非とも逆らってほしい。
そして、ストレス発散口になれといってる気がしたのは俺だけだろうか…。

―――
――


<学園内の廊下>

時間は少しばかり戻る。

[ピッ]

千冬A
「フフッ、ツメが甘いですよ織斑先生♪」

IS学園のどこかの廊下…、先ほどまで1年1組にいた表情豊かなほうの織斑千冬の姿がそこにあった。
片手には携帯電話を握っており、声のトーンはさっきと全く違うもの…先ほど教室で織斑千冬(B)が電話をかけた相手の声になっている。

千冬A
「……あれが織斑一夏ね。なるほど姉に似て真っ直ぐな瞳をしてるよ」

一人納得顔をし、携帯電話をポケットにしまう。
そのとき、ふと窓ガラスに映る自分の姿を見た。

千冬A
「おっと、もうコレ(・・)はいらないな…」

そう呟いたあと、自身の右手を左肩に伸ばし服を掴む。
そして、その手を思いっきり反対側へ伸ばした瞬間、織斑千冬(A)だった者は消え、そこにはIS学園の制服を身にまとった茶髪の男が現れた。

千冬A⇒茶髪の男
「ふむ、肉親にも気付かれないとは…やっぱオラクルの技術は世界一〜♪」

[ザザッ……]

一人満足そうに頷いていると、彼の耳につけているイヤリングからノイズが走り、そこから別の男性の声が聞こえてきた。

???
『お〜い、終わったか?』
茶髪の男
「ああ、予定通りに終わったよ」
???
『そっか、うちのSHRはもう終わって鏑木先生も教室を出て行ったから、戻るなら今だぞ』
茶髪の男
「りょ〜かい♪」

茶髪の男の言葉を最後にイヤリングから音が消える。

彼は、一度さっきまでいた教室の方に視線を向けるが、すぐにそれを止め、自分の教室に向けてゆっくりと歩み始めるのであった。




【どうでもいい捕捉】
近衛
「俺が、“白衣の男”と“織斑千冬(A)”で」
バスカーク
「俺が“部下C”と無線機の相手!」
フローラー
「私が“部下B”よ」




【IFストーリー】

<1年1組>

視線を感じる…
この視線は一夏からのモノだ。

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