12.ロストクリスマス
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の少年と俺がいる。
「ねぇ、本当に飛ぶの?」
「大丈夫だよ、俺を信じろよ」
「そうだよ、トリトン」
そう言って茶髪の少年は壊れて途中が落ちてしまい、人がギリギリ跳び越えられるくらいの橋をジャンプして向こうの橋へと行く。
それについて行くように俺も跳び越える。
「次はお前だ。来いよ!」
金髪の少年は少し勢いをつけて跳ぶ。
だが、着地した時にバランスを崩し落下しそうになる。
俺と茶髪の少年は落ちそうになる金髪の少年の手を引っ張る。
「ほらな、出来ただろ」
「やっぱり、できたろ」
「うん」
.......そうだった
........何で忘れてたんだろう
俺はこの時、椎名の付き添いで大島の椎名の親戚の家に遊びにきてたんだ。
そこで会った二人の少年......集とトリトン
本当になぜ忘れていたのだろうか
.......俺は10年前に会っていたのだ
.......集.....桜満集とトリトン......ガイに
そして同じ時間を過ごす間に俺たちは親友と呼べる友達になったんだ。
優しい集のお姉さんの真名と親友と呼べる友達になった集とガイ......そして、この頃はまだ恥ずかしがり屋で人と触れ合うのが苦手だった....シオン
この夏は俺にとって絶対に忘れてはいけない大切で楽しい夏となる......はずだった。
.......あんなことが起きなければ
「気がついたか」
目を開けるとそこには白い階段が光指す天井に向かい伸びている。
「ここは......」
「いのり!!!」
どうやら集も目覚めたようだ。
いのりは階段の踊り場のような場所に囚われている。
いのりは頭からベールのような物をかぶっていてまるで花嫁のような姿をしている。
すると、そこに一人の男が現れる。
集がいのりを助けに行こうとするが、足が結晶に固定されていて動けない。
それは集だけではなく俺も同じだった。
「何なんですか、これ!!いのりを返してください!!」
「この少女は元々我々が真名と意思の疎通を図るために作ったインターフェイス用インスタンスボディー......返すという言葉は当たらないな」
何を言ってるんだあの男は.......インターフェイス?インスタンスボディー?何を言ってるんだ?
「.......作った」
「そして、真名は"始まりの石"に最初に触れた"アポカリプスウイルス"の第一感染者......すなわち、イブ。肉体を失った彼女の魂は今新たな体に注がれ我々の手で再びこの世に降りたとうとしている。.......彼女の復活は"ロストクリスマス"の再来。アポカリプスが再び猛威を振るうだろう。私はその承認にならねばな
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