暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
次の日と武具店
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俺とキリトは同時に右手を振ってウインドウを出し、眺める。そこには初心者ではあり得ないような桁の額があった

「(これもSAOのデータなんだろうな)」

そう考えて納得した。キリトの方を見ると顔を引きつらせていた

「やっぱり、ない?」

「い、いや、ある。結構ある」

「同じく」

「なら、早速武器屋行こっか」

「う、うん」

挙動不審なキリト。俺は知らず知らずのうちにため息をついた

「……おい、行くぞ、ユイ」

するとキリトのポケットからピクシーが顔を出して、大きなあくびをした

リーファの行き付けだという武具店に入る。まだ、時間が悪いのか人はNPC以外誰もいなかった

「防具は……どうするの?二人とも」

「黒で動きやすいのかな」

「俺もそれで」

NPCが俺らの注文の通りのものを出してきた。特に問題なかったのでそれを購入した

「次は武器ね。二人とも片手剣だっけ?」

「こいつは大剣でもいいと思う。それを片手で振り回す化け物だから」

「……大剣並みの重さだったけど、一応分類は片手剣だったからな」

俺のは簡単に決まった。とはいえ平均よりは重いらしいが。キリトはやはりというか身長に迫る大剣を選んだ。やっぱりなと苦笑いをリーファに向けると引きつった笑いを返してくれた

「そんな装備で大丈夫か?」

「大丈夫だ。問題ない」

これはお約束

キリトは代金を払うと背中に吊る。俺は腰に引っ掛け、準備完了

「ま、そういうことなら準備完了だね!これからしばらく、ヨロシク!」

「こちらこそ」

「よろしくな」

三人でハイタッチをかわす。ユイがギリギリ届かなくて膨れていたが
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