暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十九話 怒りの強念者
[7/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
応はそれに感心するような顔をする孫だった。
「いやあ、見事見事」
「貴方、どうしていつも私達の前に」
「だから。それは言わないんだよ」
孫は相変わらずの様子でクスハに答える。そのうえで彼女に声をかけてきた。
「それよりもクスハ君」
「何ですか!?」
「どうだい?よかったらだけれど」
こう前置きしてから彼女に告げる。
「僕と一緒に来ないかい?」
「貴方と・・・・・」
「そうさ、君も超機人に選ばれ者」
クスハをこう呼んでみせた。
「だから僕と一緒に人界を救う為に大いなる力の下に向かおうじゃないか」
「・・・・・・さない」
「おや!?」
だがクスハはそれに答えない。かわりにこう言ってきたのだ。
「許さない」
「許さないって誰をだい?」
「孫光龍、貴方を!!」
「!?これは」
「クスハ!!」
孫とブリットが今のクスハを見てそれぞれ叫ぶ。
「ブリット君をこんな目に!私は貴方を許さない!」
「な、何っ!!」
「何だよこれ!」
トウマとリュウセイが叫んだ。
「この力は」
「念動力か!それでもこれは!!」
「今までにない強さだわ」
アヤも半分言葉を失っている。
「ここまでの力は。どうしてこんな」
「絶対に!!覚悟!!」
「これは・・・・・・」
龍王機になる。それで孫に突進してきた。その力で。
「許さない孫光龍!!」
クスハはまた叫ぶ。
「これ程誰かを憎いと思ったことはありません!」
「くっ!」
あの孫が気圧されていた。
「この僕が気圧されるとは。まさかこれが」
「うおおおおおおおおおおおっ!」
「これがサイコドライバーの。クスハ=ミズハの力か!」
棒を受けた。何とその一撃で。真。龍王機が大きく吹き飛ばされたのだ。
「お、おい。嘘だろ」
巨大な龍が吹き飛ぶのを見て甲児は言う。
「あの龍があそこまでやられるなんてよ」
「いや、これは真実だ」
だが大介が彼にこう答える。
「あれこそがクスハ君の。そして」
「龍王機の真の力なのですね」
「そういうことになる」
鉄也にも答えた。
「だが」
「だが!?どうしたんだよ大介さん」
「大丈夫なのか、クスハ君は」
彼はクスハのことを心配していたのだ。
「大丈夫なのかって?」
「あれだけの力を一気に使って」
「許さない・・・・・・許さない!」
まだクスハは激昂していた。
「孫光龍!ブリット君を傷つけて。許さないっ!」
「まさか。まだ」
「うわああああああああああっ!」
また攻撃を仕掛けようとしたその時だった。戦場に何者かが姿を現わした。
「あれは!」
「ペミドバン!」
「バラン=ドバン!出て来やがったか!」
「暫く振りだなトウマよ!」
バランはまずはトウマに対して応えた。
「元気そうで何より。相変わらずのよう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ