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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十九話 怒りの強念者
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バは彼等の言葉を聞いてまずはハマーンに顔を向けた。そのうえで問うのだ。
「やっぱりここは」
「はい、そうするべきです」
ハマーンの返答もまた決まっていた。
「すぐに向かいましょう」
「孫光龍。またここで」
「問題はあの二人です」
「クスハとブリット」
「何か妙なものを感じます」
ニュータイプの直感だった。ミネバもまた同じものを感じていた。
「何なの、この嫌な感じは」
「ミネバ様、お気をつけ下さい」
さりげなくミネバを気遣う。
「無闇に攻撃されぬよう。宜しいですね」
「わかったわ。それじゃあ」
「はい。総員出撃」
ハマーンはミネバに慎重に動くように進言したうえで指示を出した。
「まずは艦隊の周囲で守りを固めよ。よいな」
「それでハマーン様は」
イリアはハマーンも出撃するかどうか問うた。
「どうされますか?」
「無論私も出る」
これもいつも通りだった。
「ミネバ様には指一本触れさせん。いいな」
「わかりました。それでは」
ハマーンのその言葉を聞いたうえで一礼して述べる。
「艦橋は我々が」
「頼むぞ。ではミネバ様」
あらためてミネバに顔を向けて一礼してから言う。
「言って参ります」
「頼むわ、ハマーン」
ここでも二人の絆は強いものだった。
「クスハ達を宜しくね」
「はい」
自分のことよりもと言うのだった。ミネバも変わってきていた。ハマーンもまた。ロンド=ベルの中でかなり変わった二人であった。
ハマーンの指示に従い総員出撃する。彼等の前にはその孫がいた。
「孫光龍!」
「久しぶりだね、諸君」
孫は明るい顔でブリットに対して応える。
「そとそろ来ると思っていたよ」
「わかっていた!?」
「そうだよ。運命なんだろうね」
クスハに対しても答える。
「僕蜂は巡り合う。いや」
ここで顔が変わった。今までにない残忍な笑みを浮かべてきていた。
「殺し合う運命か。訂正するよ」
「どうしてここにいるんだよ!」
「そうよそうよ」
勝平と恵子が彼に問う。
「そもそも御前はもうガンエデンとは何の関係もないだろ!」
「それでどうしてここに」
「しかも何度もだ」
宇宙太も言う。
「何かあるな、絶対に」
「まあ色々と付き合いがあってね」
「付き合い!?」
「そうさ。まああえて言わないけれどね」
「秘密ってことか」
「やはり怪しいな」
健一と一平も言う。
「この人、まさか」
「まさか!?」
「どうしたのめぐみ姉ちゃん」
大次郎と日吉がめぐみに問う。
「バルマーと」
「!?まさか」
「そんな筈が」
「だからあえて言わないのさ」
いぶかしむ一同を前にしても余裕を崩さない。
「謎は多い方が楽しいものだしね」
「ちっ、舐めやがって!」
カチーナがそれを聞いて激昂する
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