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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十八話 闘志、誰が為に
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愚劣なグラドス人共はトウマの怒りに気付くことなく数を頼みに襲い掛かる。しかし彼等では最早今のトウマの相手にはならなかった。
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
雷を広範囲に放つ。それで。
「砕け大雷鳳!!」
それを放ちながら叫ぶ。
「俺とミナキの怒りのままに!」
「ぐ、ぐわあああああああっ!!」
「野蛮人があっ!!」
最後まで醜い心を晒しながら四散していく。またしても数十機が叩き潰された。
「四十よ!」
ミナキがまたレーダーを見つつトウマに報告する。
「また四十。あとは」
「二十機か」
「ええ」
トウマのその問いに対して頷いた。
「あともう少しよ!」
「よし!後はもう小細工はいらねえ!」
「き、来た!」
「ひいいいいっ、助けてくれえっ!」
「黙れ黙れ!」
臆病風に吹かれ怯むグラドス軍の残りの中に突っ込んでの言葉だった。
「街の人達の痛み。こんなものじゃないぞ!」
「う、うわあああああああっ!」
「ぎゃあああああああああっ!」
トウマの拳を受けて次々と爆発していく。瞬く間にSPTはコクピットを殴られ蹴られその数を減らしていく。そして最後に残ったゴステロは。
「手前!」
「外道!もう一度地獄に行け!」
跳び蹴りをまともに受けた。
「この俺の蹴りでな!!」
「ぐはああああああああああああっ!!」
ゴステロもまた四散し無様な姿を晒した。グラドスの者達はその醜い心と行動に相応しい惨めな最期を遂げトウマの前に死に絶えたのだった。
「終わったわ」
「ああ」
戦いが終わってからトウマはミナキの言葉に頷く。もう戦場に立っているのは大雷鳳だけだった。
「これで街の人達は」
「助けられなかった人達もいるけれどそれでも」
「だといいけれどな」
「ええ。いえ」
だがここで。ミナキが突如として声をあげた。
「待って、トウマ」
「どうしたんだ!?まさか」
「ええ、レーダーに反応」
トウマの危惧が当たった。
「これは。まさか」
「わしよ!」
「御前は!!」
ペミドバンだった。それに乗っているのは。
「バラン=ドバンか」
「ふむ。わしを見ても最早挑みかかっては来ぬか」
「あんたは確かに敵だ」
トウマもそれは認める。
「しかしな、。敵であっても。あんたとは正々堂々と闘う!それだけだ!」
「うむ、よくぞ言った!」
バランは今のトウマの言葉を聞いたうえで叫んだ。
「見事!トウマ=カノウ!」
「何っ、俺が見事だっていうのか」
「左様だ!」
「しかも俺の名前を今」
「戦士の名を呼ぶのは武人としての礼儀!」
バランはまた言ってみせてきた。
「わしはそれを見せたまでよ!」
「バラン=ドバン・・・・・・」
「グラドスの屑共との戦いもまた見せてもらった」
彼もまたグラ
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