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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十八話 闘志、誰が為に
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「戦う!皆を守る為に!」
「わかったわトウマ!」
ミナキの応えるその顔が笑顔になった。それで言う。
「やっぱり今の貴方になら託すことができるわ」
「何をだ、ミナキ!」
「雷鳳を遥かに越えるもの」
「あの雷鳳を!?」
「ええ。名付けてダイナミック=ライトニング=オーバーを」
「ダイナミック=ライトニング=オーバー」
トウマはその名を無意識のうちに呟いた。
「それが新しい俺の力の名前か」
「そうよ、人々を守る為の力の名よ」
「わかった。じゃあ俺は」
「トウマ、戦って!」
ミナキはそれをまたトウマに告げる。
「貴方のその思いと共に!あらたなる力で!」
「わかった!だがミナキ!」
「どうしたの?」
「その名前よりも!俺はこう呼ぶ!」
「名前!?」
「そうだ!来い!」
今そのマシンを呼んだ。
「大!!雷!!凰ぉぉぉッ!!!」
雷と共に黒雲を切り裂き。巨大な戦士が姿を現わした。その戦士が今トウマ達の前に雄姿を現わしたのだった。
「これが大雷鳳」
「そうよ、これが」
ミナキまたトウマに答える。
「この力で!人を!」
「よし!じゃあ乗るぞ!」
「私も行くわ!」
ミナキも続く。今二人であらたな力に乗り込んだ。
「ミナキ!」
トウマはその時ミナキに声をかけた。
「しっかり掴まってろよ!」
「ええ」
「行くぞ大雷鳳!」
トウマはまたしても叫んだ。
「今この瞬間が俺と御前とミナキの新しい戦いのはじまりだ!」
戦士の目が赤く光った。そして。今力を貪る愚か者達の前にその雄姿を誇示するのだった。
「グラドスの外道共!」
「何だこいつは!」
「雷鳳!?いや、違う」
「貴様等に名乗る名前はない!」
トウマは断言した。
「これは街の人達の怒りだ!」
構えに入る。そして跳んだ。
「喰らええええええええーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
蹴りだった。蹴りが今雷となりグラドス軍を粉砕していく。忽ちのうちに数十機のSPTを粉々にし爆発させてしまった。
「どうだ!!」
「な、何だこいつは!」
「何テ強さだ!」
「凄いわトウマ!」
ミナキがレーダーを見てトウマに言う。
「今のだけで四十機撃破よ!」
「あと何機だ!?」
「六十機よ」
ミナキは彼に告げる。
「あとそれだけ。いけるわよね」
「やってやる!」
トウマは最初からそのつもりだった。
「こいつ等だけは許せない!」
「ええ!」
「くっ、たかが一機だ!」
「それなら!」
グラドス軍は数を頼みにしようとする。しかしトウマはその数を前にしても臆するところがない。
「来い!!」
逆に彼等に対して叫ぶ。
「御前達が街の人達に対してしたことを百倍にして返してやる!」
「ふざけるな野蛮人共!」
「貴様等が我々に歯向かうか!
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