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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十七話 武人の心、その意味
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            第五十七話 武人の心、その意味
「それでトウマ隊員ですが」
「大丈夫なのだろうか」
大空魔竜の格納庫で氷竜と炎竜が彼を心配していた。
「今のところはな」
「とりあえずミナキさんと街に出た」
「そうか。それならいいが」
「しかし」
風龍と雷龍からこう言われたがそれでも心配なようである。
「あれだけのダメージだからな」
「無理もない」
風龍と雷龍もわかっていた。マイクも心配する顔になっている。
「かなり心配だもんね。トウマ参っちゃってるよ」
「それでミナキさんが気分をリラックスさせる為に外に出したんだけれど」
「皆さんも御一緒で」
「はい。何とか立ち直って欲しいですが」
光竜に闇竜、それにボルフォッグもトウマを心配していた。
「かなり派手にやられたからね」
「その通りです」
「身体はともかくその心は」
「マイク達何もできないの?」
「まああいつが戻って来た時だな」
ゴルディマーグはこうマイクに答える。
「それはな」
「そうですね。その時に」
「それはそうとだ」
凱がここで一同に問う。
「御前等は出ないのか」
「私達はここで」
「残らせてもらってるんだよ」
ボルフォッグとゴルディマーグが凱に答える。
「メンテナンスをして頂きたく」
「それでなんだよ」
「そうか。御前等も随分戦ってるからな」
「こうした骨休みも必要さ」
ルネが言った。
「これからの為にもね」
「そうだな。じゃあ俺も」
「凱!」
丁度いいタイミングで命がやって来た。
「牛丼とコーヒー持って来たわよ」
「悪いな。早速頂くぜ」
「食べ終わったら街に出ましょう」
「ああ」
二人は相変わらずのムードだった。しかしトウマ達はそうではなかった。豹馬がプラハの街のカフェでサンドイッチを頬張りながら周りにいるメンバーに問うていた。
「で、トウマの奴はどうなんだよ」
「あかんわ」
十三が一言で述べる。
「何か気合抜けてのうなっとるわ」
「そうか」
「あれでは。これからも心配でごわす」
「そうなんですよ」
大作も小介も言う。
「身体は何ともないですが敗戦のダメージが大きくて」
「随分派手にやられたでごわすからな」
「確かにな。あれは痛いよな」
コーヒーと一緒にサンドイッチを食べながら豹馬は言う。
「鉄球でガツーーーンだったからな」
「ミナキさん、あれからいつも付きっきりだったけれど」
「どうにかなるかね」
「どうにかなってもらわないと困るわよ」
ちずるは心から心配していた。
「あのままだと。本当に」
「そうだよな、本当にな」
「ええ。ところで」
「何だ?」
「あそこのショートヘアの人」
ちずるは道にいる女の子の一人を指差してきた。
「かなり奇麗な人ね」
「まあ
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