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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十七話 武人の心、その意味
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「了解!」
「わかりました」
霧生と金竜がそれに応える。
「ミサイルも何でも派手にぶっ放せ!弾がなくなったら戻ってすぐに補給を受けて再出撃だ!」
「はい!」
まずはバルキリーチームがフォッカーを戦闘に突っ込む。フォッカーのバルキリーのマイクロミサイルポッドから無数のミサイル達が放たれ。それ等がそれぞれ複雑な動きを示しつつバルマー軍に襲い掛かるのだった。
それを合図にロンド=ベルは彼等に総攻撃をはじめる。その中には雷鳳もいる。だが乗っているのはトウマではなかった。彼は大空魔竜にいた。
「おい、何でだよ!」
トウマはその大空魔竜の艦橋で叫んでいた。
「俺が雷鳳に乗らないと駄目だろうが!誰が乗ってるんだよ!」
「私よ」
「ミナキ」
モニターにミナキが姿を現わした。何と乗っているのは彼女だったのだ。
「御前が。どうして」
「今の貴方に雷鳳を任せるわけにはいかないわ」
「おい、それはどういう意味だ!」
「今は。今の貴方は」
「ちっ!」
舌打ちするがどうにもならない。戦いはタケルとマーグのそれぞれのゴッドマーズにゼーロンも参戦しさらに激しいものとなる。だが十分もしないうちに戦闘は終わりバルマーは戦線を離脱して行く。それを見てロンド=ベルも一時マシンを返すがその時だった。トウマは雷鳳に乗り込んだ。
「待てトウマ!」
「何処に行くんだ!」
「決まってるだろ!あいつを追おうんだよ!」
こう仲間達に言い捨てて出撃してしまった。
「バラン=ドバン!あいつをな!」
そのまま行ってしまった。誰も追うことができなかった。やがて彼はプラハより離れた荒野に来た。何とそこにバランがいたのだ。
「遂に見つけたぞ」
「ガキが。まだ来るか!」
「言った筈だ!御前を倒すってな!」
「ほざけ、愚か者が!」
怒りに満ちた顔でトウマを怒鳴りつけた。
「何だと!」
「まだわからんようだな!」
「わかるって何がだよ!」
「それがわからんのならばもう言うことはない」
バランは鉄球を出してきた。
「これで一撃で粉砕してくれる。そのまま死ね!」
「こんなもの・・・・・・何っ!」
「貴様なぞにかわせるかっ!」
またバランは大上段に叫んできた。
「このペミドバンの鉄球を受けて砕け散れ!」
「馬鹿な、この前より速さも威力も」
「我が鉄球は武人の心!」
鉄球が振り下ろされる中でのバランの言葉だった。
「それを知らぬ者にはかわすことはできんわあっ!」
「くっ!」
「貴様も所詮その程度よ!」
またバランが叫ぶ。
「ガキであったわ!単なるな!」
「駄目だ、これは」
諦めたその瞬間だった。彼の前に姿を現わしたのは。
ダイゼンガーだった。その巨大な剣で鉄球を切り払う。しかしそれにより剣が真っ二つになってしまった。
「くっ!」
「な
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