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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十六話 勇士バラン=ドバン
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・わかりました」
遂にマーグの言葉を受け入れたのだった。
「それでは。是非」
「お菓子もあるんだよ」
「左様ですか」
「アルマナ様から頂いたものがね」
「アルマナ様から」
その名を聞いたロゼの表情が少し変わった。
「それはまことですか!?」
「うん、そうだけれど」
「それは何よりです」
次にはこう述べて微笑んできた。
「まさかあの様な方とは頂けるとは」
「そうだね。巫女になられる方に」
「はい。では喜んで頂きます」
「そういえばロゼはアルマナ様とは」
「よくして頂きました」
そうなのだった。交流があるのだ。
「また御会いしたいと思っています」
「そうだね。機械があれば」
「はい。是非共」
こう話をするのだった。それから二人はお茶を楽しむ。今は穏やかな時を過ごしていた。
ロンド=ベルはウィーン郊外にいた。そこでまずはまた休止だった。
「しかしまあ何だな」
トウマがウィーンの街で言う。
「色々と世界飛び回ってるよな、俺達って」
「そうね」
それにミナキが頷く。彼女も一緒にいるのだ。
「このウィーンには一度来たいと思っていたのよ」
「昔はここでも戦っていたわよね」
「そうだったな」
ファの言葉にカミーユが頷く。
「まさかあの時戦ったジェリド達がロンド=ベルに入るとは思わなかったが」
「そういえばカテジナさんはどうなったのかな」
オデロはふとカテジナのことを思い出した。
「生きてはいるんだろ?確か」
「ああ、故郷に帰ったよ」
トマーシュがこう説明する。
「今は静かにしているってさ」
「そうか。それが本来のカテジナさんだけれどな」
「そうだね」
それにウッソが頷く。
「あの時のことは忘れて。穏やかにしていて欲しいな」
「あの時のカテジナさんは凄かったよなあ」
オデロはその時のカテジナの狂気じみた様子を思い出していた。
「正直どうなるかと思ったぜ」
「戦いがあの人をそうさせたんだ」
ウッソはこう考えていた。
「けれど。それから離れれば」
「随分違うか」
「そう思うよ。それに」
「それに?」
「僕達が戦えばいいし」
こうも言うのだった。
「カテジナさんじゃなくてね。僕達が」
「それはいいとしてだ」
カミーユはそれはいいとした。
「しかし」
「しかし。何でしょうか」
「最近バルマーが思ったより大人しいのが気になる」
カミーユが気になるのはそれだった。
「グラドス軍以外はこれといった動きはない。今までの敵との戦いのダメージか?」
「どうでしょうか」
ウッソはそれには答えられなかった。
「確かに火星や他での戦いがバルマーにとっては痛手ですけれど」
「しかしその痛手はバルマーにとっては大したことじゃないじゃないのか?」
彼はこう考えていた。
「それ
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