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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十四話 望まれぬ訪問者
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             第五十四話 望まれぬ訪問者
「ふむ」
「どうなさいました、御主人様」
ある部屋の中で。ノートパソコンを見て声をあげたシュウにチカが問う。
「また二つ出て来ました」
「二つ?」
「三つと言うべきでしょうか」
こう言葉を変えもした。
「ここは」
「シャドウミラーみたいなのがまた出て来たんですか?」
「その通りです」
こうチカに答えるのだった。
「どうやら。今度は」
「今度は」
「さらに面白い存在のようですね」
含み笑いを浮かべての言葉であった。
「この世界の均衡を考えるうえで」
「また何か色々と出て来ますね」
チカは素直に感想を述べた。
「どうなってるんでしょうか」
「どうなってると思われますか?」
逆にチカに問い返してきた。
「この事態は」
「さて」
こう言われてもチカにわかる筈もない。首を捻るだけだった。
「どうしてでしょうか。そういえば」
「ここにこそ大きな謎があるのですよ」
シュウはまた笑って述べる。
「ここにこそね」
「はあ」
「バイストン=ウェルにしろ」
まずはこの世界だった。
「セフィーロにしろ違う世界です」
「ですよね、確かに」
「シャドウミラーもまた」
続いて彼等について言及する。
「どうしてこちらの世界に来たのか、です」
「介入したいからってわけじゃないですよね、やっぱり」
「彼等の意志とはまた別です」
シュウの返答はまた実に変わったものだった。
「それとは別に」
「何かあるんですか?」
「一つ。大きな意志が存在しているのですよ」
「意志が!?」
「そうです」
シュウはまた語る。
「それです」
「意志って。神様みたいなもんですか?」
「ええ」
またチカの言葉に頷いてみせてきた。
「そうですね。それに近いでしょう」
「またまた謎が出ていますけれど」
「いえ、出たのではないのですよ」
シュウはそれは否定する。
「むしろ」
「むしろ?」
「アクターが揃ってきているのです」
「役者が、ってことですか」
「そのアクター達が今集まる」
シュウの言葉が少し真剣なものになった。
「ストーリーは。少しずつ進んでいます」
「そうですか。それじゃああたし達がすることは」
「今はまだです」
だがシュウは今は動かないと言った。
「まだです。いいですね」
「わかりました。じゃあそういうことで」
「はい。それでは今は」
「寝ていいでしょうか」
チカは不意にこんなことを言ってきた。
「寝るといいますと」
「いえね、あんまり天気がぽかぽかしてるもんですから」
いつもの軽い調子でシュウに言う。
「眠くなっちゃって。それでですよ」
「だからですか」
「それでいいでしょうか御主人様」
あらためてシュウに問う
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