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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十四話 望まれぬ訪問者
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が離れてしまった。
「攻撃も相変わらずというところか。流石だな」
「ちょっと貴女」
ここでショウコがフォルカに声をかけてきた。
「何だ?」
「一体何者なのよ」
それを彼に問うのだった。
「いきなり出て来てこうして喧嘩売るなんて。尋常じゃないわよ」
「どうやら御前達は俺達については知らないらしいな」
「そこまで共有されてはいないみたいだな」
「そうね」
コウタとショウコは今のフォルカの言葉で気付いた。
「身体を借りているのか。意識は混ざり合わずに」
『その通りだ』
ロアがフォルカのその言葉に頷いた。
『コウタもショウコも俺達とは違う』
『だから。二人の意識までは』
「そうか、ならいい」
エミィの言葉も聞いてそれでわかった。納得した顔で頷くのだった。
「ならば言おう。俺達は修羅」
「それはさっき聞いたがな」
「その命を削って闘う。だからこそ」
「来るわ、兄さん!」
ショウコが不意に叫んできた。
「攻撃が。それもかなりのものが」
「何っ!?」
「受けろ!!」
フォルカは構えと共に叫ぶ。
「機神猛撃拳!」
「な、何ィ!!」
それはコウタにかわせるものではなかった。ガードするのがやっとだった。しかしそのガードを以ってしても。コンパチブルカイザーは大きなダメージを受け吹き飛ばされるのだった。
「ぐっ・・・・・・」
「俺の扇をガードするとはな」
フォルカは彼がまだ生きているのを見て言うのだった。
「流石と言うべきか。だが次は逃がさん」
「負けてたまるか・・・・・・!」
コウタはまだ無事だった。何とかマシンを操りながら立ち上がってきた。
「何かわからねえけれどな。俺は負けるのが大嫌いなんだよ!」
『やれるのだな』
「当たり前じゃねえか!」
ロアの声にも応える。
「この程度の傷で!潰れるかよ!」
「そうよ、私だって」
それはショウコも同じだった。
「何が何だかわからないまま闘ってるけれどそれでも!」
『じゃあ。やりましょう』
「ええ」
エミィにも応える。
「負けないわよ。絶対に!」
「よし、ならば今度で止めだ」
フォルカは立ち上がるGコンパチブルカイザーを見据えてまた構えに入った。
「俺の最大の技でな」
「来やがれ!」
コウタもまた身構えていた。
「何を受けてもな。俺も!」
「よし、ならば!」
「来なさいよ!」
ショウコも叫ぶ。
「私とお兄ちゃんは絶対に!」
「行くぞ!」
遂にフォルカが攻撃に入ろうとする。その時だった。
パリに。突如として軍勢が姿を現わしたのだった。
「むっ、あれは」
「まさか」
「ロンド=ベル!?」
三人は彼等を見てそれぞれ声をあげた。
「ロンド=ベル。こちらの世界の軍か」
「まさかここで出て来るなんてな」
「お兄ちゃん、
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