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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十三話 非道、ゴステロ
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「はい。ではそういうことで」
「わかりました。では」
「はい」
こちらの方針も決まった。それに基きロンド=ベルは日本に向かった。彼等はロンドンを後にしユーラシア大陸を横切って日本に向かうことになった。
「しかしよ」
その中でサブロウタが言う。
「何でユーラシア大陸経由なんだろうね」
「何か色々とあるらしいぜ」
リョウコが彼に応える。
「色々か?」
「ああ。最近おかしな敵が出て来ているそうだ」
「おかしな敵?」
「シャドウミラーでしょうか」
ヒカルはこう予想した。
「何処にでも出られますし」
「いや、どうも違うらしい」
しかしリョウコはそれを否定した。
「何か見たこともない奴等らしいな」
「見たこともない奴等」
ジュンは今のリョウコの話に首を傾げる。
「何なのでしょうか」
「バルマーの奇襲じゃねえのか?」
サブロウタはこう予想してきた。
「あいつ等の十八番だろ、それって」
「あの連中色々な星から軍勢持って来るしな」
ジョナサンが話に入って来た。
「有り得るぜ」
「有り得るか」
「そうだ」
彼等は言い合う。
「連中の力ってのは底知れないものがあるからな」
「いや、待て」
「どうしたシラー」
「もう一つ可能性がある」
シラーは怪訝な顔で言うのだった。
「また別世界から来たということがな」
「別世界!?だとするとあれか」
クインシィはここで言う。
「セフィーロの様な世界か」
「そこから来ているということでしょうか」
「かもな」
カントとナッキィが言った。
「それか若しくはだ」
「勇、どうしたの?」
「いや、ひょっとしたらだけれど」
勇はヒメに応えて己の考えを述べた。
「パラレルワールドから来ているのかも」
「だとするとシャドウミラーと同じか」
ジョナサンはそれを聞いて呟いた。
「そうなるよな」
「そうね」
ジョナサンのその言葉にカナンが頷く。
「そうした存在がまた出て来ているというのは有り得るわね」
「今は。そうだな」
ヒギンズはカナンのその言葉に同意する。
「だからこそシャドウミラーが出て来たのだしな」
「シャドウミラーにしろ。随分わからねえ組織だよな」
サブロウタはこう述べて首を傾げさせた。
「戦争ばっかするんだろ?勘弁してもらいたいもんだぜ」
「ふん、だとしたら叩き潰すまでだ」
ダイゴウジは相変わらずだった。
「この拳でな!」
「旦那、それはいいけれどよ」
リョウコもこれに関しては大体同じ考えだ。だから否定はしない。
「それでも。あれだぜ」
「あれ?何だ?」
「そもそもその敵がわからないだろ」
彼女が言うのはそれだった。
「それは問題だぜ」
「それもそうか」
「出て来るなら出て来る」
イズミは珍しく駄洒落を出さなかった
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